JR東日本、JR北海道、JR西日本は、東北・北海道新幹線と北陸新幹線の「グランクラス」で提供する軽食の4~6月のメニューを発表した。「末広がり」として好まれる「八」をテーマに、日本の食を再発見できる料理をそろえた。

  • 東北・北海道新幹線上り(新青森駅午後始発・盛岡駅始発)の軽食イメージ(写真はJR東日本提供)

日本料理「一凛」店主の橋本幹造氏が監修した4~6月の軽食は、八寸四方のお盆に料理を少量ずつ盛る「八寸」という日本料理の手法を参考に、車窓をイメージした8マスの仕切りに沿線の食材を詰め、春を表現している。

東北・北海道新幹線では、上り列車のうち午後の新青森駅始発の列車と盛岡駅始発の列車では、三陸産ブリ幽庵焼、三陸産花こえび佃煮、青森県産米を使用した北寄貝茶飯などを盛り付けたメニューを用意。新函館北斗駅始発の列車と午前の新青森駅始発の列車では、北海道産鮭粕漬、にしん昆布巻、北海道産米使用の「真だこ飯」を提供する。東北・北海道新幹線の下り列車では、たこやわらか煮、小茄子含め煮、青森県産米使用の「まぐろ茶飯」などを盛り付けたメニューを提供する。

北陸新幹線の上り列車では、鶏肉永平寺ごま味噌和え、野沢菜わさび漬、福井県産米使用の「ふくいサーモンご飯」などを用意。下り列車では、焼き湯葉煮、サワラ幽庵焼、福井県産「いちほまれ」の白飯などを盛り付けたメニューを提供する。

  • 北陸新幹線上りの軽食イメージ

4~6月の期間中、茶菓子にホテルメトロポリタンエドモント総料理長で「TRAIN SUITE 四季島」の料理監修も務める岩崎均氏が監修した「蔵王チーズ餡のパウンドケーキ」を提供。「蔵王クリームチーズを使用したチーズ餡を練り込み、まろやかな甘みと後を引くチーズの風味が楽しめるパウンドケーキ」に仕上げたという。