京成電鉄は、ダイヤ改正を2022年2月26日に実施すると発表。土休日ダイヤは2月26日、平日ダイヤは2月28日から変更する。一般列車においては、生活様式の変化に伴う利用状況を踏まえ、一部列車の行先・種別変更、列車本数の見直しなど行う。

  • 京成電鉄が2月26日にダイヤ改正を実施。日中時間帯に運転される本線の特急は快速に種別変更

京成本線では、日中時間帯に運転される特急を快速に種別変更し、特急通過駅における乗換え利便性向上を図る。下り快速特急は京成高砂駅で下りアクセス特急(成田空港行)、上りアクセス特急は青砥駅で上り快速特急(京成上野行)に接続し、京成上野・日暮里~成田空港間の速達性を確保する。

平日夜間の時間帯には、都営浅草線から京成線へ直通し、京成成田方面へ向かう快速特急の一部列車を特急に種別変更。京成佐倉~京成成田間の各駅へ乗換えなしで利用できるようにする。

深夜の時間帯には、現行の成田空港駅23時3分発・京成高砂駅24時10分着の快速を種別変更し、成田空港駅22時54分発(土休日は22時53分発)・京成高砂駅24時9分着(土休日は24時10分着)の普通として運転。京成津田沼駅から京成高砂駅までの区間において、普通のみ停車する駅の利便性を向上させる。この列車は京成高砂駅で都営浅草線直通の最終列車と接続するため、成田空港駅をはじめ各駅で発車時刻が繰上げに。これにともない、現行の芝山千代田駅23時0分発・東成田駅23時3分発・京成成田駅23時9分着の普通も時刻を繰り上げるとのこと。

その他、成田空港勤務者などエッセンシャルワーカーを中心とした利用者の利便性向上のため、成田空港発宗吾参道行の列車を23時台に1本増発。24時台の列車と合わせて2本の運転とする。成田空港駅を発車する「スカイライナー」の最終列車が20分繰上げ(ダイヤ改正後は成田空港駅23時0分発)となることを受け、上りアクセス特急の最終列車は時刻を繰り下げる予定。なお、朝の時間帯に北総線経由で運転される「臨時ライナー」(印旛日本医大発京成上野行)は、ダイヤ改正後も時刻を変更した上で当面運行予定とされている。