タカラトミーは7月19日から、鉄道博物館(さいたま市)にて「プラレール」60周年記念展「プラレール博物館 ~昭和・平成そして令和へ プラレールの歴史~」を開催する。これに先立ち、7月18日に感謝状贈呈式とメディア向け内覧会が行われた。

  • 鉄道博物館での「プラレール」60周年記念展を前に感謝状贈呈式を実施(写真:マイナビニュース)

    鉄道博物館での「プラレール」60周年記念展を前に感謝状贈呈式を実施。フォトセッションでは「てっちゃん」と「シンカリオン E5 はやぶさ MkII」が登場

感謝状贈呈式にはタカラトミー代表取締役会長の富山幹太郎氏、JR東日本代表取締役社長の深澤祐二氏が出席。1959(昭和34)年に発売された「プラレール」が鉄道文化に支えられた鉄道玩具であり、60周年を迎えられたことへの感謝の気持ちを込め、タカラトミーの富山会長からJR東日本の深澤社長へ、感謝状と記念品が贈呈された。

「プラレール」60周年記念展の期間中、鉄道博物館に展示される幅約3,600mmの「E5系新幹線はやぶさ プラレール車両ジオラマ」もお披露目。富山会長、深澤社長と「プラレール」キャラクターの「てっちゃん」、『新幹線変形ロボ シンカリオン』の「シンカリオン E5 はやぶさ MkII」によるフォトセッションも行われた。

  • 富山会長から深澤社長へ感謝状と記念品を贈呈。「E5系新幹線はやぶさ プラレール車両ジオラマ」もお披露目された

  • 「E5系新幹線はやぶさ プラレール車両ジオラマ」ではE5系をはじめ、JR東日本の新幹線・特急列車などの「プラレール」が展示されている

今回の展示会は夏休み期間に合わせ、親子3代で楽しく学べる内容となっており、昭和・平成・令和にわたる「プラレール」60年の歴史について、鉄道の歴史も交え、パネル約40点以上の商品が展示される。鉄道博物館の学芸員や「プラレール」担当者による解説も行われるという。

「E5系新幹線はやぶさ」「E235系山手線」に焦点を当てた「鉄道博物館×プラレール」コラボ展示もあり、E5系とともに新幹線高速試験電車「ファステック 360S」の模型と「プラレール」が展示された。「ファステック 360S」の特徴とされた「ネコ耳」(空気抵抗増加装置を展開した状態)を「プラレール」で再現したことも紹介されている。

  • 「鉄道博物館×プラレール」コラボ展示では、新幹線高速試験電車「ファステック 360S」の模型と「プラレール」の展示も

「プラレール」60周年記念商品「レールも! 車両も! 情景も! 60周年ベストセレクションセット」を例に、「プラレール」のオリジナル車両「レッドフライナー」ができるまでの過程で製作されたスケッチや試作品を展示したほか、架空の鉄道会社「プラレール鉄道」で「未来の駅舎」を表現したジオラマの展示も。現在発売中の「プラレール」アイテム約100点以上を一斉に展示した「プラレール大カタログ」もあり、あわせて『新幹線変形ロボ シンカリオン』に登場する各機の「プラレール」も展示された。

鉄道博物館の本館1階エントランス付近では、感謝状贈呈式でお披露目された「E5系新幹線はやぶさ プラレール車両ジオラマ」が展示される。「プラレール」60周年記念展「プラレール博物館 ~昭和・平成そして令和へ プラレールの歴史~」は鉄道博物館の本館2階スペシャルギャラリー1にて開催。鉄道博物館の入場料のみで見学でき、開催期間は7月19日から9月1日までとなっている。

  • 会場では、すでに引退した車両や最新車両の「プラレール」が並び、『新幹線変形ロボ シンカリオン』に登場する各機の展示も。「プラレール」の歴史を紹介するパネル展示も行われる