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諏訪敦彦監督『風の電話』、第70回ベルリン国際映画祭正式出品決定!

映画

 モデルで女優のモトーラ世理奈が主演を務める諏訪敦彦監督最新作『風の電話』が、第70回ベルリン国際映画祭のジェネレーション部門に正式出品されることが決定。諏訪監督から喜びのコメントが到着した。

【写真】映画『風の電話』フォトギャラリー

 2011年に岩手県大槌町在住のガーデンデザイナー・佐々木格氏が、死別した従兄弟ともう一度話したいという思いから自宅の庭に設置した<風の電話>。本作は、東日本大震災以降、「天国に繋がる電話」として、3万人を超える人々が訪れているこの<風の電話>をモチーフにした初の映像作品となる。

 監督は、『2/デュオ』(1997)で長編監督デビュー以来、『M/OTHER』(1999)、『ライオンは今夜死ぬ』(2017)などを手掛け、日本だけでなく、フランスをはじめヨーロッパで高い評価を受けている諏訪敦彦。広島から故郷の大槌町へと旅する主人公ハルを、唯一無二の個性を放つモトーラが演じ、西島秀俊、西田敏行、三浦友和らベテラン俳優たちが、旅先でハルを温かく包みこむキャラクターに扮して脇を固める。

 ベルリン国際映画祭のジェネレーション部門は、本作が招待された「Generation 14plus」と「Generation Kplus」という2つのコンペで構成されており、発掘作品や若者が出演する作品を対象としている。諏訪監督が同部門に選出されるのは、2009年の『ユキとニナ』以来2度目。

 ベルリン国際映画祭は本作の選出理由を「主人公の若い女性の視点から、まだ過去とは言えない日本社会のトラウマとその風景を幅広いキャラクターとストーリーで、繊細かつエモーショナルに描いたロードムービーです。これは、映画がだからできる素晴らしい作品だと思っています。このことを、我々は、ぜひベルリンで称えたい」と説明。

 今回の招待について諏訪監督は「伝統あるベルリン映画祭に、『風の電話』のささやかな祈りが届いたことに感動しています。ジェネレーション部門は『ユキとニナ』以来10年ぶりの参加となりますが、青少年たちの熱気に包まれた素晴らしい体験をしたことを覚えています。日本人の少女ハルの心が、ヨーロッパを生きる彼らとどのような出会いを生むのかを想像して興奮しています」とコメントを寄せている。

 なお、現地時間2月20日~3月1日まで11日間開催される第70回ベルリン国際映画祭では、諏訪監督が記者会見およびレッドカーペットに登壇予定となっている。

 映画『風の電話』は1月24日より全国公開。

映画『風の電話』本予告

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