いすみ鉄道の国鉄急行形気動車キハ28形に、四国で実際に使用された急行列車のヘッドマークが掲出され、10月9日から運行開始した。10月は土曜日に急行「いよ」、日曜日に急行「うわじま」のヘッドマークで運行する予定となっている。

  • いすみ鉄道のキハ28形(キハ28 2346)に急行「いよ」のヘッドマークが掲げられた

「いよ」「うわじま」は国鉄時代からJR四国発足後まで、おもに高松~松山・宇和島間で運行された優等列車。キハ28形などによる気動車急行時代に使用されたヘッドマークを現在もJR四国が所蔵しており、「四国デスティネーションキャンペーン」(2021年10~12月)の開催に合わせ、期間限定でJR四国からいすみ鉄道へ貸与された。

いすみ鉄道は土日祝日、国鉄形気動車キハ52形(キハ52 125)・キハ28形(キハ28 2346)の2両編成で急行列車を運行している。「四国デスティネーションキャンペーン」の期間中、キハ28形に急行「いよ」「うわじま」のヘッドマークを掲出し、キャンペーンをPRする。10月9日は急行「いよ」のヘッドマークを掲げたキハ28形を先頭に、11時37分に大多喜駅を発車。急行列車として大多喜駅から大原駅までの区間を往復した後、普通列車となって大多喜駅から上総中野駅まで往復した。

なお、キハ52形は「急行 夷隅」に加え、同車両のいすみ鉄道での運行開始10周年を記念したヘッドマークを掲出していた。10月は土曜日に「いよ」、日曜日に「うわじま」のヘッドマークをキハ28形に掲出し、11月以降の取付予定は決まり次第、いすみ鉄道のサイト等で案内するとしている。

  • いすみ鉄道が運行するキハ52形(キハ52 125)・キハ28形(キハ28 2346)の急行列車