JR東日本八王子支社は、大月駅、猿橋駅、鳥沢駅の開業120周年を記念し、大月駅から高尾駅までの営業列車区間と、高尾駅から日野駅を経て豊田車両センターまでの回送列車区間において、列車の運転台にカメラを設置し、撮影した映像を「JRE MALL」で10月1日から販売すると発表した。

  • 211系の運転台にカメラを設置し、撮影した展望映像を販売(JR東日本八王子支社提供)

大月駅で唯一という211系の連結作業が行われる列車「1456M」の運転台にカメラを設置し、撮影した展望映像を収録。大月駅社員の視点で、出区から入区までの映像を撮影・編集した約70分の本編映像(2022年8月1日撮影。列車無線が入っているシーンは音声をカット)をはじめ、約30分の特典映像もあり、現役運転士による中央本線での運転の解説と撮影に使用した車両の解説を行う。211系の紹介映像では、行先方向幕の幕回しも収録されている。

担当した社員によると、「中央本線の大月駅~高尾駅間はトンネルが多く、運転士の視界確保のためにカーテンを閉めることがあるため、前の景色を見ることができません。本映像は中央本線がどのような景色の中を走っているのか、その魅力を映像で皆さまに伝えたいという想いから制作しました。特典映像では現役運転士による線区解説もあります。是非映像をご覧いただき、ご自身が運転士になった気分で楽しんでいただければと思います」とのこと。

  • 新桂川橋梁(JR東日本八王子支社提供)

  • 「快速 白馬」と記された横サボ(JR東日本八王子支社提供)

  • 211系の連結作業(JR東日本八王子支社提供)

商品名は『「運転席にカメラを置いてみた! ~自然豊かな中央本線をひた走る~」(大月—高尾—豊田車両センター)』。「JRE MALL」にて10月1日から1,200円で販売開始し、販売期間は2023年1月10日まで。視聴期間は購入日から2023年1月17日23時59分までを予定している。