JR北海道は13日、おもに臨時列車で使用される「ノースレインボーエクスプレス」車両(キハ183系)について、2023年春をもって運行を終了すると発表した。具体的な終了時期やラストラン企画は決まり次第、改めて発表するとしている。

  • おもに臨時列車で活躍してきた「ノースレインボーエクスプレス」車両。2023年春の運行終了が決まった

「ノースレインボーエクスプレス」車両は1992(平成4)年から運用を開始した。北海道の雄大な景色を楽しめるように、大きな連続窓と天窓を採用し、開放感あふれる快適な移動空間を実現。車内にラウンジなどの設備も備える。これまで「はこだてエクスプレス」「フラノラベンダーエクスプレス」「流氷特急オホーツクの風」などの臨時列車に使用されてきた。

今年度の運行計画として、「ノースレインボーエクスプレス」車両による特急「ニセコ号」を9月の週末に計16日間(運行日は9月3~5日、9月8~12日、9月15~19日、9月23~25日)運行する予定となっている。札幌駅から函館駅まで、函館本線の「山線」と呼ばれる区間を経由して運行され、往路は札幌駅7時56分発・函館駅13時24分着、復路は函館駅13時52分発・札幌駅19時26分着。運行に合わせたおもてなしも計画しており、詳細は7月下旬頃に発表予定とのこと。

なお、「ノースレインボーエクスプレス」と同じ車両形式であるキハ183系についても、今年度をもって特急「オホーツク」「大雪」での定期運行を終了。石北本線経由の特急列車をキハ283系に置き換えると発表された。