ラキツキーがゼニト退団 [写真]=Getty Images
ゼニト(ロシア1部)は2日、元ウクライナ代表DFヤロスラフ・ラキツキーの退団を発表した。ラキツキーが契約の早期終了を希望し、クラブ側がこれを受諾したという。
現在32歳のラキツキーは、2019年1月にシャフタール・ドネツィクからゼニトに完全移籍した。当時、すでにクリミア併合などでウクライナとロシアの間で緊張が高まっていたこともあり、ラキツキーに対してはウクライナ国民からの非難が殺到。ウクライナ代表では54キャップを数えた主力だったが、移籍以降は代表に招集されなくなった。
ゼニトでは公式戦通算108試合に出場し、3度のリーグ優勝などに貢献。今季も公式戦15試合に出場していた。しかし、ロシアがウクライナへの侵攻を開始したことを受け、先日に自身の公式インスタグラム(現在は非公開)で「僕はウクライナ人だ! #PeaceinUkraine #StopWar」と投稿。先月28日に行われたロシア・プレミアリーグ第19節ルビン・カザン戦ではメンバーから外れていた。
ゼニトは発表に際し、「クラブとサポーターは、ヤロスラフ・ラキツキーがここで過ごした時間に感謝し、彼が在籍中に示したプロ意識と情熱に感謝したいと思います。ヤロスラフと彼の友人、そしてご家族の今後の幸運を心より祈っています」とラキツキーへの感謝をつづった。
By サッカーキング編集部
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