![特集 東日本大震災](https://cdn.mainichi.jp/vol1/2021/02/09/20210209hpr00m070007000q/16.jpg?1)
特集
東日本大震災
2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。
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福島の原発被災地、新帰還区域は1割だけ 制度1年、見えぬ道筋
2024/6/6 15:00スクープ -
避難指示解除は点在の「まだら模様」 焦りと諦め 原発被害の現在地
2024/6/6 15:00深掘り -
国の本音は「営農再開」に懐疑的 原発被災地の新帰還区域
2024/6/6 15:00深掘り -
議論も保全も放置される山林 原発被災地の帰還困難区域
2024/6/6 15:00深掘り -
裁判長ら、原告の自宅跡地などを視察 福島第1原発巡る生業訴訟
2024/6/1 11:57 -
福島第1原発2号機、8月にもデブリ試験的採取 東電が工程具体化
2024/5/31 12:30 -
ニーズはあるのに… 原発被災者の保養活動が縮小する理由とは
2024/5/27 11:00 -
東日本大震災
福島・浪江で14年ぶり田植え 原発事故の避難指示解除で試験栽培
2024/5/24 12:30
もっと知りたい
連載
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「あの日」に学び「あした」を守る
小中学生の皆さんと一緒に震災と防災について考えます。
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震災12年・首長に聞く
東日本大震災からまもなく12年。被害が大きかった自治体の首長を中心に、復興の進捗や課題などについて考えを聞きました。
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色撮る・震災12年
東日本大震災から12年。さまざまな被災地の彩りをレンズで追います。
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帰るなら除染~復興拠点外の行方~
「帰還の意向があるなら自宅を除染する」という政府の方針。福島県4町の住民の葛藤と課題を探ります。
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次に生かして・震災13年
東日本大震災と東電福島第1原発事故から13年となる今年、能登半島地震が発生。福島の教訓は次の災害に生かせるのでしょうか。
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被災地に音楽を
被災地のために音楽に何ができるのでしょうか。東日本大震災直後から音楽を届けてきた日本フィルハーモニー交響楽団の活動を追いました。
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会いたくて 3.11と私
東日本大震災から13年。5人の記者が会いたい人のもとに行きました。あの日、自らの身に降りかかった出来事を思い出しながら。
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あの街を訪ねて
震災直後に現地で取材した記者たちが、あれから11年がたつ被災地を再訪し、考えました。
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震災と芸術・記憶をつなぐ
震災は作品づくりにどう影響したのか。自らの作品でどう伝えようとしたのか。芸術に携わる人々に聞きました。
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3・11それから
再生へ向け歩み始めた東日本大震災の被災者を記者が継続取材します。各回の続編を随時掲載します。
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砂上の原発防災
原発事故の避難計画は机上の空論になっていないのか、課題を探りました。
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遺された子どもたち
東日本大震災で親を亡くし、遺された子やその家族の「10年」の営みは。記者が訪ねました。
新着記事
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福島の原発被災地、新帰還区域は1割だけ 制度1年、見えぬ道筋
2024/6/6 15:00スクープ 1046文字東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域で、除染を進めて避難指示の解除を目指す国の新制度「特定帰還居住区域」が、検討対象地域の1割足らずの19平方キロ程度にとどまっていることが、福島県内の自治体や国への取材で判明した。区域は事前に帰還を希望した住民の家屋周辺に限られ、所有者が利用を望む農地の一部
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避難指示解除は点在の「まだら模様」 焦りと諦め 原発被害の現在地
2024/6/6 15:00深掘り 1100文字東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示の解除を進めるために新設された「特定帰還居住区域」。導入から1年が経過するが区域の設定は限定的で、我が家に戻りたい人たちは長期化に焦りを募らせている。政府内には、住民の帰還や営農再開の意向に懐疑的な見方も出始めた。除染が難しい山林などは手付かずのままで、原発被
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国の本音は「営農再開」に懐疑的 原発被災地の新帰還区域
2024/6/6 15:00深掘り 1070文字東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示の解除を進めるために新設された「特定帰還居住区域」。導入から1年が経過するが区域の設定は限定的で、政府内には、住民の帰還や営農再開の意向に懐疑的な見方も出始めた。【尾崎修二、安藤いく子】 ◇帰還困難区域、除染は国費負担 除染は「汚染者負担の原則」に基づき、国が
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議論も保全も放置される山林 原発被災地の帰還困難区域
2024/6/6 15:00深掘り 836文字東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示の解除を進めるために新設された「特定帰還居住区域」。導入から1年が経過するが区域の設定は限定的で、我が家に戻りたい人たちは長期化に焦りを募らせている。【尾崎修二、安藤いく子】 ◇国は原則、除染しない方針 帰還困難区域にある山林の取り扱いは、大きな課題として残っ
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裁判長ら、原告の自宅跡地などを視察 福島第1原発巡る生業訴訟
2024/6/1 11:57 555文字東京電力福島第1原発事故に伴い、避難した福島県民ら約1800人が国と東電に原状回復や慰謝料を求めている福島訴訟(生業=なりわい=訴訟)第2陣で、福島地裁の小川理佳裁判長らが31日、除染で出た廃棄物などを保管している大熊町の中間貯蔵施設などを訪れ、原告が事故前に暮らしていた現地を視察した。 大熊町の
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福島第1原発2号機、8月にもデブリ試験的採取 東電が工程具体化
2024/5/31 12:30 416文字東京電力は、福島第1原発2号機の溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の試験的な採取に、8月にも着手すると明らかにした。原子力規制委員会から伸縮パイプ式装置を使う工法への変更の認可を受け、装置の差し込み口となる原子炉格納容器の貫通部の堆積(たいせき)物除去も完了したことから、10月までの着手を目指すとして
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ニーズはあるのに… 原発被災者の保養活動が縮小する理由とは
2024/5/27 11:00 2199文字東京電力福島第1原発事故の影響を受けた福島の子供たちを短期間受け入れる保養活動が、全国的に縮小している。放射能汚染の影響を懸念する声が残る中、自然の中でリフレッシュする場を提供する保養のニーズは消えていないが、2023年には全国組織が活動を実質的に休止。関係者は「どう続ければいいのか」と苦悩してい
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東日本大震災
福島・浪江で14年ぶり田植え 原発事故の避難指示解除で試験栽培
2024/5/24 12:30 875文字東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が昨春に解除された福島県浪江町津島地区の水田で23日、事故後初めて田植えが行われた。町は稲作を再開できる環境を整えようと、地元農家らでつくる「津島復興組合」と試験栽培に着手した。【尾崎修二】 「14年ぶりに田植えができて喜ばしい。マイナスからのスタートだけど少
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「最新の知見を行政に」岩手・陸前高田の51歳課長、東大院生に
2024/5/22 14:00 1415文字東日本大震災で大きな被害があった岩手県陸前高田市で防災課長を務める中村吉雄さん(51)は今春、東京大大学院博士課程に入学し、災害情報学の研究に励んでいる。公務員の仕事と研究を両立させる日々は多忙だが、「進化する防災研究の最新の知見を行政に取り入れたい」と意気込む。 ◇木曜に上京、週末に学ぶ 中村さ
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「“東北”電力福島第1原発」? 高校生の半数が誤解 調査で判明
2024/5/17 18:30 1202文字高校生の半数が「○○電力福島第1原発」を「東北電力」「福島電力」などと誤解している――。東日本大震災・原子力災害伝承館(福島県双葉町)と東京大が、こんな調査結果をまとめた。震災と原発事故から13年が過ぎ、実体験がない15~18歳を「災害記憶消滅世代」と位置付けて約1000人を対象に実施した初の大規
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コナン、「タッチ」の南… 豪華声優陣が共演のアニメとは?
2024/5/6 09:00 628文字岩手県大槌町は東日本大震災から復興した町を舞台にしたオリジナルアニメーション「大槌超(おおつちちょう)神楽ダイハンマー」を制作した。復興支援に携わった声優が出演し、キャラクター原案を町内の児童生徒から募集した。町観光交流協会の公式ユーチューブチャンネルで日本語の他、英語とフランス語の字幕付きで配信
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大川小卒業生、古里再生へ交流拠点 被災校舎近くでカフェや伝承活動
2024/4/29 19:45 842文字東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市立大川小の卒業生らでつくる「Team大川未来を拓(ひら)くネットワーク」の活動拠点が震災遺構・大川小付近に完成し、29日、お披露目の式典が開かれた。津波で住宅などが流された土地にコンテナハウス2棟を新たに設置し、事務所として活用。人々が語り合う場となるカ
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東電が福島第1原発の停電トラブルを謝罪 会合で経緯説明
2024/4/25 19:57 595文字東京電力福島第1原発で24日に停電で処理水の海洋放出が停止したトラブルを巡り、東電ホールディングスの新妻常正フェローらが25日、福島県いわき市であった県地域漁業復興協議会の会合で、トラブル発生の経緯を説明して謝罪した。県漁業協同組合連合会(県漁連)の幹部ら出席者は、改めて安全管理の徹底を求めた。
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神戸市、全国初の帰宅困難者誘導システム開発 大規模災害に備え
2024/4/18 14:21 946文字神戸市は、地震など大規模災害時に市街地であふれる「帰宅困難者」をスマートフォンで誘導するための支援システムを開発した。現在地や要援護の希望に応じて、受け入れ先のホテルや公共施設を予約できる。市によると、防災・減災に向けて最先端技術を活用するDX(デジタルトランスフォーメーション)化が推進される中、
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被災地では「絆」が大切 東日本大震災経験者が能登で感じたこと
2024/4/18 07:00 1961文字能登半島地震の被災地では東日本大震災の経験者が災害ボランティアとして活動している。岩手県釜石市の伊藤聡さん(44)は石川県輪島市門前町で計2週間、現場で復旧活動に当たるボランティアの調整役を務めた。被災者と支援者、双方を知る立場で感じたことは――。 ◇集約に懸念 伊藤さんは2011年3月の東日本大
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菅前首相、福島第1原発を視察 廃炉作業の見通しなど説明受ける
2024/4/15 18:53 445文字菅義偉前首相は15日、福島県の東京電力福島第1原発を訪れ、処理水の海洋放出設備や、廃炉作業が進む原子炉建屋を視察した。菅氏は視察後、記者団に「安全確保の努力に終わりはない。政府・東電一体となって丁寧な情報発信や安全の徹底に緊張感を持つべきだ」と述べた。 菅氏は2021年の首相在任時に処理水の海洋放
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避難所外避難者の災害関連死 国「喫緊の課題」 検討会設置し議論
2024/4/15 15:30 1443文字災害による直接死を免れながら避難生活のなかで命を落とす災害関連死。ケアが行き届きにくい避難所以外の場所にいる「避難所外避難者」が亡くなる事例が多く報告され、支援の拡充が求められている。だが、毎日新聞が実施した、東日本大震災、熊本地震、能登半島地震の被災自治体を対象とした調査からは、対応が進まない現
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見落とされてきた「避難所外避難者」支援 発災後「3カ月以内」が鍵
2024/4/15 15:30 1362文字災害による直接死を免れながら避難生活のなかで命を落とす災害関連死。ケアが行き届きにくい避難所以外の場所にいる「避難所外避難者」が亡くなる事例が多く報告され、支援の拡充が求められている。だが、毎日新聞が実施した、東日本大震災、熊本地震、能登半島地震の被災自治体を対象とした調査からは、対応が進まない現
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「前向きな気持ち持って」 離れた被災地へ思い巡らす「かえりびな」
2024/4/15 10:06 1283文字約1300個もの色とりどりのひな人形がずらりと並んでいる。西村悌子(ていこ)さん(80)が展示する「かえりびな」だ。ギャラリーを満たすのは阪神大震災や東日本大震災などの被災地に向けられた西村さんの慈しみだ。生まれ育った滋賀県守山市からは離れているが、西村さんは寄り添うように悲しみが刻まれた地を思い
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eye
つながりを探して 会えなかった父を思う
2024/4/13 16:00 989文字東日本大震災後にできた防潮堤の上から早朝の海を見つめ、祖父の船の帰りを待っていた。 宮城県南三陸町で生まれ育った及川真乃愛(まのあ)さん(12)にとって、ワカメの収穫が始まる春先は楽しみな季節だ。小学2、3年生のころから、週末は漁港のそばに親戚と集まり、メカブの茎取りを手伝うのが恒例になっている。
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