JR東日本東京支社は16日、東京支社管内にて関係自治体の協力を得ながら整備を進め、今後完成を予定しているホームドアの使用開始時期について発表した。JR東日本では、利用者の列車との接触や線路への転落を防止する対策として、新たな技術を積極的に活用したホームドアの整備を推進している。

  • 従来型のホームドア 中央・総武線(各駅停車)千駄ケ谷駅(提供 : JR東日本東京支社)

中央・総武線(各駅停車)では、大久保駅1・2番線で11月21日からスマートホームドア、水道橋駅1番線で2月中旬から従来型ホームドア、水道橋駅2番線で3月中旬から従来型ホームドアを使用開始する予定となっている。

常磐線(各駅停車)では、柏駅1・2番線で12月9日から従来型ホームドア、新松戸駅1・2番線で12月19日から従来型ホームドア、北柏駅1・2番線で2月上旬からスマートホームドアを使用開始する予定。なお、北柏駅は2021年12月頃の使用開始を予定していたが、工事工程の調整により、時期が変更となった。京浜東北線では、田端駅1・4番線で3月上旬から従来型ホームドアを使用開始する予定となっている。

  • スマートホームドア 常磐線(各駅停車)馬橋駅(提供 : JR東日本東京支社)

スマートホームドアは従来型ホームドアと比べて、扉部をフレームで構成したシンプルな構造で内部機構を簡素化し、軽量化を実現している。耐荷重と検知機能については、従来型ホームドアとスマートホームドアに変わりはないとのこと。