もはや趣味と言ってもいいんじゃないかな。
一時間くらい湯船に浸かってる。
もともと僕は風呂嫌いな人間だった。
入浴が面倒くさくてしょうがなかった。なんでこんな面倒なことをしなくちゃならないのか分からなかった。三日間くらい入らない日なんてザラだった。しかし世間でそれは不潔と呼ばれて疎んじられることも知っていた。
そこで単純な発想が浮かぶ。
「そうだ!風呂を楽しい時間にすれば良いんだ!」
次の日から僕は浴室に本を持ち込むことにした。
不思議なほど入浴と読書は相性が良く、(文庫本より手軽に読める雑誌がベター)浴室へ足を運ぶ回数が増え、次第に入浴時間も長くなっていった。
こうして僕は、アッサリと風呂嫌いを克服したのである。
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