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2008年02月24日15:52

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Bjork "the Volta Tour"

武道館行って参りました!

キーボード2台+グロッケンシュピール+生ドラムを含むパーカッション2台+音響機器、そして10人ほどのブラスバンドという編成で華々しく登場したビョーク。
1曲目"Earth Intruders"。そして"Hunter"で始めから飛ばす。歌声は安定している。さすが。
初めて見る生ビョークは、インタビュー映像などで見る気難しい印象とは違い、小さくて、なんというか可愛らしい感じ。リズムに合わせてちょこまかと動き回る様は、音楽を心から楽しんでいるのが伝わってくる。
序盤のうちに"All Is Full Of Love"を済ませてしまったことに象徴されるように、今回は『ボルタ』のコンセプトに沿うアップリフティングな曲が多く選ばれてる。音響的にも、重低音とビートがやや強め。"Hope"のあのメロディアスなベースラインも強調されていて、アルバムで聴いた時よりも好きになってしまった。
個人的に感動したのが、複雑なエレクトロニカを生ドラムで再現しているドラマー。基本的にはリズムはドラムマシーンを流用してるが、要所要所で生楽器を含ませて肉感溢れるサウンドに仕上げてるのがビョークらしい。ブラスバンドを大々的にフィーチャーしたオーケストラルなサウンドもその一環で、ストリングスやハープなんかの上モノは全てブラスに差し替えられている。"Wanderlust"のブラス・セクションは曲の良さを余すことなく伝えきってるし、"Joga"では感極まって泣いてしまったほど。

後半になると、更にアッパーな流れは加速。
"Army Of Me"の爆裂ハードコアを皮切りに、楽器を使った"Who is it"(全く違和感なし)と続く。そして待ってましたの"Hyperballad"!この流れは完璧だった。観客も思い思いにビートに身体を揺らしている模様。
休む間を与えぬまま、アンコールのラストは"Declare Independence"。この曲を最後に持ってくるところに、現在のビョークの弾けっぷりが表われている。

あっという間に終わってしまった。
今回のライブは、「しっとりと歌声に酔いしれたかった」って人にはひょっとして残念な結果だったかもしれないが、僕なんかはビョークを最先端のダンス・アクトだと捉えて鑑賞してるし、新作の内容からもそれを期待していた。
正に、期待していたゾーンに、直球ど真ん中のストレートを投げ込まれた感じ。
個人的にも、ここ数年で見たライブの中でも一番良かった。
ひたすら攻めのライブだったけど、重くならなかったし、最後は放心状態になってたくらい。大満足でした。
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