奇妙な平等

　昨日などのmixi日記を書いていて。奇妙な平等主義教育をする教員も、「誰もが努力すれば浮かび上がれる」というのを仮定したがる政治家も、平等っていうのを誤解してやいないかしらん。

　ほとんどの人間の総合的な価値は平等だ、というのは私も言えると思うんだけど。平等なのは、あくまで"総合的な価値"に過ぎないと思うのよね。それを、上記の教員や政治家は「ほとんどの人の潜在能力は均質だ」みたく歪めているような...

　私ゃ、"人の価値"は"平等"であっても、その"能力"は色んな意味で"均質"ではないと思うんだけど。個々人で、向いている分野才能のある分野はマチマチ。何というか、"平等"という錦の御旗に対し、保守派も左派も逆らえないでいる（ないしは、故意に利用しようとしている？）ウチに、"平等"が"均質"にすり替わっているような？

　なんなんだ。

　特に政治家さんのそれは、平等の装いとは裏腹に、彼らの仮定する能力を、つまり国際分業が進んだせいで幅が狭まった今の日本人に要求される能力を、身につけられない社会的弱者を「努力してない怠け者」と切り捨てる為の口実作りに使われるような気がする。

　自民のそれも、民主のそれも。