ジェンダーレス時代の報道の在り方。

私は女性に暴力を振るうのはゴミだと思っているので、この報じ方で何ら問題は感じないんですよ？
ただ、ジェンダーレスという昨今の風潮からすると、ちょっと違和感が。

女生と男性が喧嘩している。

仮にこれが、男性同士だったら、恐らく年齢が要素として加わると思うんですよね。
若い男性同士がとか、高齢者と若者がとか、ですが、男女となると、年齢の要素が外れるわけですよね。

若い女性と高齢の男性が
高齢の女性と若い男性が
若い男女が
中高年の男女が
中年女性と若い男性が
若い女性と中高年の男性が

それぞれ、想定される内容が異なるわけですよね。

女性と男性がというう記述だと、一方的に男性が女性に暴力を振るっている場面しか想像が出来ないんですよね。
しかも、「女性は一緒にいた男から」と表現上男性側が悪いと思わせるような記載になってしまっているわけです。

女性は一緒にいた男から
女性は一緒にいた男性から

大夫印象が変わるんですよね。
逆に

女は一緒に居た男性から素手で暴行を受けたとみられる。

と書かれると、女性側に何か問題があったのでは？と思いませんか？


男性から素手で暴行を受けた。

あえて、「素手」と書いているわけですが、では女性は？という話ですよね。
一方的に殴られていたのか、或いは、日傘などで応戦していたのか？
素手と敢えて書かれると、それはそれで考えてしまうわけです。

なぜ素手と書いたのか。
刃物等の凶器を使ったと思わせないめ？それとも男性は素手でしたよと伝える事で、女性側が何某かの武装をしていた事想像させるため？とか思ってしまうわけです。

受け手の側の問題もあるのでしょうけど、何となくバイアスが掛かってしまうような書き方ってどうなの？と思ってしまいました。




■渋谷駅で「女性が頭から血を流している」　一緒にいた男が暴行か
(朝日新聞デジタル - 06月30日 21:43)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7016798

　30日午後8時半ごろ、東京都渋谷区の東急渋谷駅の駅員から「女性と男性がけんかしている。女性は頭から出血している」と110番通報があった。警察官が駆けつけたところ、駅構内でけがをしている女性を発見。命に別条はないという。

　渋谷署によると、女性は一緒にいた男から素手で暴行を受けたとみられる。署は男の身柄を確保したうえで、経緯を詳しく調べている。

　現場は東急東横線の改札付近。