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2022年06月27日07:34

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昨日は登山! 〜花の八ヶ岳〜

八ヶ岳は高山植物の種類が多く「花の八ヶ岳」と呼ばれています。

でも、あまり広く知られていませんね。

八ヶ岳に人が多いのはお盆の夏休みのころ、9月の連休のころです。
このころはものすごい人が登り、どこの小屋も人でごった返すんです。

でもそのころは、高山植物は終わりに近づいており、華やいだお花畑を見ることはできません。

実は八ヶ岳で高山植物が一番賑やかなのは、今なんです。

これから7月にかけて、八ヶ岳の稜線はまさに百花繚乱、色とりどりのお花が岩稜帯を彩るのです。

ところが、例年この時期は梅雨で、なかなか登る機会に恵まれません。
実は昨年もこの時期に登りたいと思っていたのですが、完膚なきまで週末は雨でした。

ということで今年は、雨さえ降らなければ登っちゃおうと思っていたのですが、昨日はその好機のように思えたので、登りました。

しかし昨日は、これ以上ないだろう、というくらい悲惨な状態となってしまいました。終始ガスがかかり、視界が開けることはありませんでした。
でもなんといっても悩まされたのは、風。

おそらく昨日の風は、今までで一二を争うほどの風でした。冬でもここまでの風は経験したことがありません(そーゆー予報の時は登りませんからね)。時折身動きが取れなくなり、多くの人も立ち往生するほどの風、絶えず、そして容赦なく吹き付けていました。

ということで、花を愛でる余裕はそれほどありませんで、いい写真は撮れませんでした。

それでも岩稜帯に咲き出した可憐な花を、垣間見ることはできましたよ。
最初の写真は、チョウノスケソウ。ミスター高山植物、高山植物の中の高山植物で、穂高岳や槍ヶ岳など、3000m級の山頂付近でたくさん見られる花です。
そして次は、ウルップソウ。
本州では白馬岳とここだけしか見られない、貴重な花です。強風にあおられてもびくともしない強靭さを感じる神秘的な花です。


昨日歩いたのは硫黄岳から横岳、そして最後は赤岳。
この縦走路は八ヶ岳の一番人気のルートです。空の上をあるいているような爽快な道と、あちこちにある緊張を要する岩場、そして息を呑む絶景。
昨日楽しめたのは、緊張を要する岩場だけでした。そういえば、ここでは事故が2件相次ぎましたね。事故のあった地蔵の頭では手を合わせて合掌する予定でしたが、とてもそんな余裕はありませんでした。

それでも最後、主峰の赤岳に登れました。視界はゼロ。でもせっかくなので写真をお願いしました。

登山で一番大切なのは、無事帰宅することです。
それが叶いましたから、昨日の登山もよかった、ということになりますね!
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