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2022年06月25日19:36

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歌舞伎鑑賞教室 彦山権現誓助剣@藤沢市民会館

先月国立劇場で文楽を観た際に6月は歌舞伎鑑賞教室があると、そして本来は国立劇
場であるのだが、神奈川県で引っ越し公演があると、それが今日でした
演目は丸谷才一氏のエッセイでタイトルだけは知っていた、それは歌舞伎の外題は読
み方が難しい、例えば「色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)」とか「青砥稿
花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」などと並んで本日の「ひこさんごんげん
ちかひのすけだち」なんてことで引用されていた、しかしテーマは読み方だけだった
ので筋がどんなものかについては一切言及ナシ

というわけで今回初めてストーリーがわかりました(この間に十数年が経ちました)

原作は人形浄瑠璃で、それを歌舞伎に仕立てた、いわゆる丸本物です
もともと人形劇ですから荒唐無稽、当時の大坂庶民が喜んだであろう笑いと涙のエン
タテインメントであります

豊前の国英彦山に住む善意の塊みたいな六助は剣の達人、その元にひょんなことから
訪ねて来るお園は怪力無双でしかも六助の許嫁だという、相当に思い切った設定
六助を播磨屋中村又五郎さんが演じ、そのご子息の歌昇さんが敵役京極内匠、さらに
そのご息小川綜真君がお園の妹の子弥三松、親子孫三世代共演です

因みにお園を演じたのは片岡孝太郎さんで、孝太郎さんの高祖母しまと又五郎さんの
曾祖父三代目歌六は実の兄妹ですから、ここも縁戚関係なのですね

六助が預かることになった弥三松が母恋しと泣くのをあやすシーンは、なにしろ本物
のじいじと孫ですから、迫真のリアリティで、おもちゃの太鼓デンデンとかお獅子パ
クパクなんてやるところは鬼神も(ワタシですね)落涙するという感動の名場面です

鑑賞教室というのはお子たちを対象にしているのでしょうが、やはり無理でしょうね
客席のお子様はあきらかに退屈しきっていました
お子ちゃまばかりではなく、ワタシの隣の席の(結構いい歳の)女性は徹頭徹尾爆睡
状態で、役者が見得を切って拍手が起こると目を覚ます、正味1時間20分の上演時間
中起きていたのはせいぜい10分足らずというところではなかったでしょうか

ワタシは渡辺保氏の歌舞伎手帖でおさらいして行きましたので、充分に楽しみました
演じる方は親子孫と順調に受け継がれていきますが、観る側は大丈夫でしょうかね
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