『平成という時代の検証』 1990年●平成二年　その17　(再投稿)

2/11　マンデラ氏釈放。南アフリカ共和国の黒人解放運動指導者ネルソン・マンデラが、デ・クラーク大統領の民主化政策により28年ぶりに釈放され、30年ぶりに合法化されたアフリカ人民族会議(ANC)の副議長に就任しました。10月には、ANNアジア・オーストラリア歴訪団の団長として初めて日本を訪れました(10/27)。

2/19　総選挙で自民党大勝利。リクルート事件、消費税、体制の選択が大きな争点となりましたが、'89年の参院選とは対照的に、自民党が公認候補だけで275席を獲得し、安定多数の271を大きく上回りました(追加公認を含め最終的には286議席)。社会党も、136議席を獲得して大躍進を遂げましたが、公明、民社、共産はいずれも議席を大幅に減らしました。

3/15　ゴルバチョフ、初代大統領に就任。ソ連臨時人民代議員大会は複数政党制移行、大統領制導入などの憲法改正を採択し(3/13)、ミカエル・ゴルバチョフが初代大統領に就任。ゴ大統領は国内問題では、バルト三国(リトアニア・エストニア・ラトビア)の独立を阻止できませんでしたが(5/2)、外交面で東欧諸国の民主化支援などを行い、これが評価されてノーベル平和賞を受賞(10/15)。

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