家族3人でピクニックを楽しんでいると夫とチビッ子が海辺の崖から転落する。波打ち際で助けを求める夫とチビッ子を救うべく母は助けを求めに駆け出す。やがて辿り着いた小屋には脱獄囚が潜んでいた。
娯楽に徹した若松孝二初期監督作。なかなか痛快で楽しい。
切羽詰まった状況になると安っぽくアレンジした「トッカータとフーガ」が流れて笑いを誘う。下着姿で走り回る奥さんを応援しつつ、そんな奥さんにムラムラする脱獄囚がまた笑える。
何も考えず最後まで一気に見てしまう。短編小説のような小洒落たオチににやりとさせられる。
若松孝二って初期にこんな痛快娯楽映画も撮っていたのか。知らなかった。
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