死刑にいたる病

死刑にいたる病



　音尾琢真くんと白石和彌監督の舞台挨拶付き先行上映会に参加しました。上映前のトークだったので、ネタバレしないように注意しながら撮影中のこぼれ話なんかを聞かせていただき楽しかったです。阿部サダヲさんは『彼女が名を知らない鳥たち』以来2度目の参加。監督は、阿部さんの黒目がちな瞳がとても印象深く、優しく人の心に入り込んでくるサイコキラーの主人公のイメージにピタッとハマったと仰っていました(笑)音尾くんは「怖いですよ〜、覚悟して下さい。逃げられませんよ！でも、面白いですから」と盛り上げてくれました。スリラー、サスペンス、ミステリー、そんな映画ですから怖いのは覚悟してましたが、トークの2人は楽しげでした(笑)
　
　····いやー、本当に怖かった〜阿部サダヲさん扮するサイコキラー榛村の狙った相手の懐に入り込むスキルが半端なくて。誰でも心許しちゃうな〜、あんなの。24人も殺しておいて、被害者のうち一人だけ自分がやってない事件があって、真犯人を見つけてほしいとか言うんですよ。榛村が営むパン屋さんに昔通ってた今は大学生の雅也(岡田健史)に手紙で。そして、雅也は榛村に面会に行ってすっかり信じてしまって···。もう、榛村の言ってることなんか信じていいのかな。心配しながら展開を見守ることになって、ハラハラドキドキですよ。そのうち登場人物それぞれの背景が段々明らかになっていく。面白かったです。阿部さんの吸い込まれそうな黒い瞳はもちろん不気味さ倍増で良かったけど、翻弄される岡田くんの受けの演技も良かったですね〜5/6公開です！上映後にネタバレ全開のトークも聞きたかったな！