今日観た二本目は池田宏監督(演出)の東映動画長編アニメーション映画全盛期の作品である『空飛ぶゆうれい船 ('69)』をです。
最近、また故・大塚康生の自叙伝『作画汗まみれ』を読み返しており、そんな関係で大塚康生が東映動画時代に携わった作品を観たくて…最初は『白蛇伝』を観るつもりだったのが、やっぱり派手でよりエンタメな方がいいな〜と思ってついこっちを観てしまいましたw
映画としてはともかく、宮崎駿渾身の戦車と巨大ロボットが市街地で戦うシーンとか、何度観ても震えますね!味方もなく、ヒロインと二人きりで敵中に突入するくだりの描写も素晴らしい。
でも、作画で一番素晴らしいのは、冒頭の幽霊船に放置された髑髏が突然動き出し、中からカニが出てくるシーンですが。アレを観ただけで本作の成功を確信できるでしょう。
特撮でもそうですが、東洋のディズニーを目指して東映動画が思うざまのマンパワーを投入して製作された頃の作品の豊かさは今のアニメ作品には無いものだと感じます。確かにCGで造られた映像はとても綺麗ですが、また何度でも観たくなるのはやっぱりこちらなのです!!
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