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2021年10月25日09:49

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核のゴミも争点?

選挙が近づくと、与野党を問わず大物政治家が福島にやってくる。イチエフの処理水の問題は論点になるが、原発継続か脱原発かという話はほとんど出てこない。10年前は脱原発が大きなキーワードだったのに、いまは政権も経済界も原発温存が既定路線になっている。河野さんが首相になれなかったのも、それが最大の理由だろう。

原発継続であれ脱原発であれ、いずれ核のゴミをどうするのかという問題は避けて通れない。最終処分所の選定が進んでいないからだ。そこで国が考えた手段が電源立地交付金から支払われる調査費用。文献調査費用で最大20億円、概要調査中に最大70億円、さらに精密調査が14年にわたって続く。たまたま衆院選と重なったが、財政難で苦しんでいる地方自治体にとっては起死回生の財源になり得るので、北海道寿都町の町長選で争点になるようだ。

もちろん、地元の意見は賛成・反対の真っ二つに分かれている。仮に推進派が勝利したとしても、現実に核のゴミ捨て場になるのは数十年先。いや、調査だけで処分場ができない可能性だってある。福島でばら撒かれた交付金という毒まんじゅうは、環境汚染ならびに地域の分断という大きな禍根を残した。最終処分場の建設が必要悪だとしても、交付金だけで選定できるものでもないだろう。次世代に解決を委ねることになりそうな気がする。

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