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９月４日土曜日は休みだったが、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が発令されていることもあって食事以外はどこへも行かずステイホームしており、暇つぶしにテレビでＪＲＡ（日本中央競馬会）の競馬中継のある時間帯だけ競馬観戦していた。
この日は札幌、新潟、小倉競馬場の３場開催日で、札幌競馬場のメインレース、第11競走は重賞の「札幌２歳ステークス（Ｇ�掘法廚如■況遒�ら始まった夏競馬でデビューした２歳馬によるオープンクラス馬10頭による芝コース1800m戦の負担重量・馬齢戦だった。
オープンクラス戦と言ってもデビューして間もない２歳戦で出走10頭全てが１勝馬であり、前走がデビュー戦の新馬戦を勝って臨んできた馬が６頭、過去３戦経験している２頭のうちの１頭は前走が初勝利、もう１頭が２走前に未勝利戦を勝って前走がオープンクラス戦の「コスモス賞」２着馬、４戦している馬１頭はその「コスモス賞」の優勝馬というメンバーであり、少頭数だが比較検討は難しいレースである。
こんなレースでは、どの馬が先頭を切って逃げるのか、ペースは速くなるのか遅くなるのか皆目見当つかず、どの馬にもチャンスがありそうで絞り込むのが非常に難しく、競馬新聞を見ながら印をつけたり消したり、さんざん悩んだ跡がうかがえるレースである（写真１）。
まず、前走がオープンクラス戦だった馬は、前走が同じ札幌競馬場の芝1800ｍ戦だった「コスモス賞」で、普通だったら「オープン戦連対経験あり」は有力候補になるところだが、「コスモス賞」も１着馬はそれがデビュー４戦目でやっと勝てた��トーセンヴァンノ、２着馬の�ぅ─璽謄�ーマクフィーもデビュー戦で勝てず２戦目の未勝利戦で勝ち上がった馬だし、今年の「コスモス賞」はわずか６頭立てだったので、「多数の強い相手と戦った」わけではなく「新馬戦勝ち」の馬と較べて有利ということはない。
かと言って「新馬戦勝ち」の馬も「相手が弱過ぎたから１戦勝てちゃっただけの馬」もいるわけで、実力で勝ったのかそうでないのか判断が難しく、「コスモス賞」は６頭立てと少頭数だったとは言え「１勝馬相手に２着までに入った」のは事実であり、切り捨てるわけにもいかないだろう。
過去の「札幌２歳ステークス」で馬券の圏内の３着以内に入線した馬のデータから傾向を探ると、過去10年の３着以内馬30頭のうち、前走で４コーナー先頭で通過していた逃げ馬・早め先頭だった馬は「札幌２歳ステークス」では出走40頭中６頭いるが、前走で４コーナー２・３番手だった馬や４番手以下だった馬よりも比率は明らかに低い。
そこで、前走でラストスパートで競り勝った馬を中心に、１頭くらいは逃げ残りの目もあると見て、前走で逃げ切り勝ちした馬の中から１頭だけ選ぶことにする。
まずは、単勝オッズ（予想配当率）をチェックした時点で2．4倍の断然の１番人気に支持されている��ジオクリフは、前走東京競馬場の芝1800mの新馬戦で３番手追走から終い３ハロン（600m）33．3秒と出走メンバー最速の切れ脚で差し切り勝ちしており、その走破タイムの１分48秒２は今回のメンバー中最速でもあり、軸馬はこれだろう。
�Д▲好�ワイルドモアは単勝オッズ13．0倍の５番人気馬で、デビュー３戦目の前走の未勝利戦でやっと勝てた馬だが、それまでの２戦の新馬戦→未勝利戦共に２着には食い込んでおり、３戦全てで中団につけて差す戦法で、３戦掛かったものの競り勝った経験はメンバー髄一であり、ここでも経験が生き３着までには差してこられる可能性はあると見て、人気はイマイチながらこれも３連複の軸馬にしていいだろう。
��トーセンヴァンノは単勝オッズ21．2倍の６番人気だが、デビュー３戦目までは短距離の芝1200m戦で２→２→６着（オープンＧ�圭転泙糧ヾ曖穏丱好董璽�ス）だったが、前走で初めて中距離の芝1800mの「コスモス賞」で２番手追走から押し切り勝ちしており、切れる脚はないものの過去の「札幌２歳ステークス」３着内に食い込んだ馬のパターンとしてはいちばん多いタイプであり、相手の１頭として残す。
あとは、前走の新馬戦で逃げ切り勝ちした馬４頭の中から、札幌競馬場と同じ洋芝の函館競馬場の芝1800mでデビューし、１分48秒５と１番人気の��ジオクリフに次ぐ優秀なタイムで逃げ切った、単勝オッズ4．4倍の２番人気に支持されている�▲肇奪廛�ャストだけを相手の１頭として残すことにする。
これで�↓Л���の４頭に絞り、軸馬に�Г鉢�、相手に�△鉢�の組み合わせの３連複、�↓Л�と�Л���の２点の馬券を、３連複オッズを確認して的中できた場合に払戻額が３万円は超えるよう配分して買った。
ところが、ファンファーレが鳴って各馬ゲート入りが始まってから、いったんゲートに収まった単勝オッズ11．8倍の４番人気だった��ダークエクリプスが騎手を振り落としてゲートをくぐり抜け逸走してしまい、内埒（らち）も飛び越えて転倒。
馬体検査の結果レース直前で発走除外になってしまい、スタート前の除外だから��ダークエクリプス絡みの組み合わせの馬券が返還になることになり、急きょ９頭立てになってレースがスタート。
新馬戦で逃げて勝った単勝オッズ4．5倍の自分は買わなかった�．螢紂璽戰奪�がタイミングが合わず出遅れ、代わりに絶好のスタートでハナを切って�▲肇奪廛�ャストが先頭で逃げ、ハナ争いはなくレースがスタートした。
長いスタンド前を通過し第１コーナーでは１馬身差で�Ε�ンリーオピニオン、その１馬身後ろに出遅れた�．螢紂璽戰奪�、１馬身差で�┘�リノメガミエース、さらに１馬身後ろ５番手に�ぅ─璽謄�ーマクフフィー、半馬身差で�ゥ罐�ノオウジサマ、さらに半馬身遅れてようやく�Д▲好�ワイルドモアと軸馬の１頭として買った��トーセンヴァンノが並走して７・８番手につけ、２馬身後ろ最後方にもう１頭の軸馬の��ジオクリフという隊列でレースが進んでいく。
軸馬として買った２頭が先頭から10馬身ほど離された最後方と後方２番手であり、経験の浅い２歳戦でもあってこりゃダメだとあきらめるしかなさそうな展開になってしまった。
向こう正面に進みペースが上がってくると、��ジオグリフだけがペースを上げず、ぽつんと５馬身ほど離れた最後方になってしまった。
レース前半1000mの通過タイムも60．3秒と平均ペースでハイペースにはならず、そうなると先行馬が余力を残して最後まで粘り、後方一気では届かない展開になりそうな感じで絶望的である。
そう思っていたところで、第３コーナーの手前まで進んだあたりでようやくスイッチが入った��ジオグリフがロングスパートを掛け、第３コーナーでは４頭を交わして４番手まで押し上げてきて、代わりに最後方に下がってしまった�Д▲好�ワイルドモアも第４コーナーから進出を開始し、これはひょっとすると何とかなるかも知れない状況になってきた。
最後の直線に出る頃には、単騎逃げに持ち込め先頭で頑張っていた�▲肇奪廛�ャストが一杯一杯になるところ、��ジオクリフが難なく交わし先頭に。
はかの先行馬らも次々と失速する中、後ろから差してきたのは�Д▲好�ワイルドモアと��トーセンヴァンノだが、切れ脚はなく先頭を行く��ジオクリフには届かない。
結局、��ジオクリフがそのまま押し切り４馬身差で圧勝し、失速した先行馬達を交わして２着に入線した�Д▲好�ワイルドモアには１馬身半届かなかったものの��トーセンヴァンノが４着に下がった�Ε�ンリーオピニオンを半馬身交わして３着で入線し、逃げた�▲肇奪廛�ャストはさらに２馬身遅れて５着だったが、ともかく３連複が的中（写真１）。
レースが確定すると、レース直前に４番人気だった��ダークエクリプスが発走除外になって５番人気以降の馬の人気が繰り上がり、１→４→５番人気馬の組み合わせでの決着となったわけだが、的中した３連複の組み合わせの�Л���はオッズでは30倍以上ついていたが、�Ｍ蹐澆料箸濆腓錣擦�返還対象になったことで原資が減って配当も下がり、27．7倍だった（写真２）。
的中した３連複の組み合わせの�Л���は900円しか買っていなかったが、そんな経緯があって配当が下がったため、払戻額は24930円となった（写真３）。
それでも、この日は１レース当たり3000円ずつ、全部で８競走賭けたので、この日の収支はプラス930円と、かろうじて収支マイナスは避けることはできた。
デビューして間もない２歳戦は当然のことながら出走回数が少なく、優劣の比較が難しく展開も読みにくいこともあって予想しづらく自分は苦手にしているのだが、このところ「新潟２歳ステークス」に続けて「札幌２歳ステークス」も的中できてよかった。
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