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2021年08月09日10:05

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何故唯一の原爆投下国アメリカと言わないのだろう?

 戦後76回目の原爆投下記念日を迎えたが、何故「唯一の被爆国日本」というのに「唯一の原爆投下国アメリカ」と言わないのだろう。
原爆投下の狙いは非戦闘員・民間人であり、正に女・子供の殺戮を目的にしていたのは明白なことだし、実際多くの婦女子・子供が犠牲になった戦争犯罪であるが、これには前哨戦がある。
 既に米軍はカーティス・ルメイ集団爆撃司令官の指揮の下、日本の家屋が「紙と木」で出来ていると調べ、それを焼き尽くす目的で焼夷弾=ナパーム弾爆撃を行い、東京大空襲だけで10万人、その後大阪・呉・神戸・西宮・岡山・徳島・富山等、半年の間に日本の計67都市を空爆し岡山の68・9%を焼き尽くし、徳島の85%、富山の99%を灰にした、戦争の混乱のなか何人の日本人が殺されたのか正確にはわからないが、50万人、あるいは100万人が亡くなったとされるが、そのナパーム弾による民間人殺戮作戦の総仕上げとして原爆投下があったことに戦慄を覚える。
 カーティス・ルメイ自身がこう述べている、「当時日本人を殺すことについてたいして悩みはしなかった・・・もし戦争に敗れていたら私は戦争犯罪人として裁かれていただろう。幸運なことにわれわれは勝者になった」と、今も原爆投下によって百万人の米兵の命が助かった原爆投下は正しかったとアメリカ政府は公式見解を示す。
 私が日本人として尤も憤り義憤を感じる事件がある、このカーティス・ルメイはアメリカ空軍参謀総長まで昇りつめ、1964年には日本から勲一等旭日大綬章を贈られた、日本は原爆投下の責任を問うどころではなく、その実行責任者に感謝の意すら表したことになる。
 時は佐藤栄作首相の政権、A級戦犯でありながらアメリカCIA要員となり戦犯責任追及を免除され、自ら首相として米日安保条約及び米日地位協定締結をした岸信介元首相の実弟であり、アメリカの核の傘の下に入った日本政府として象徴的な「戦後処理」であった。
 今、日本軍による南京大虐殺や朝鮮併合を日本の負の歴史と認めることを「自虐史観」と揶揄する勢力があるが、日本にナパーム弾を降り注ぎ日本の都市を焼き尽くし、更に原爆投下までした米軍爆撃司令官に勲一等旭日大綬章を贈ったことこそ正に自虐史観の極地であり、結局その国辱叙勲の歴史こそが日本の世論として「唯一の原爆投下国アメリカ」と言えない日米の象徴的歴史なのだと私は思っています。
 故にこそ私は声を大にして言いたい、「唯一の被爆国日本・唯一の原爆投下国アメリカ」と、「アメリカの核の傘の下に安住する日本こそおかしいのだ」と。




■長崎、9日原爆の日=76回目、「核禁止条約へ参加を」
(時事通信社 - 08月09日 00:30)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6622959
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