コロナと五輪の陰に隠れているが、三菱電機の社長が不正検査の発覚の責任を取って辞任した問題は、奥が深い。
不正が30年前から行われていた疑いもある。
三菱電機と言えば、日本を代表する名門の1社である。
しかも不正検査が発覚したのは、三菱電機だけではない。他の企業でも似たような問題が暴露されてきた。
コンプライアンスや監査体制はどうなっているのか。「物づくり大国ニッポン」という言葉も、神話なのか。
外国人の間には、「日本は問題が起きても、その全貌を滅多に公開しない。何かを隠している」という先入観を持つ人が増えている。
この傾向は福島での原発事故以来、特に強まっている。
世界中でESGが重視される時代に、この傾向は痛い。
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