おはようございます、月影TAKAです。
昨日はブラックエアロアバンテを全面的に弄りなおしました。
画像1・2(左・中央の画像）が今回仕様。画像3が(右の画像)が前回仕様となります。
で、今回は「ミニ四駆の簡単まとめ46」になります。
今回は「ローラー取付位置の効果」について語ります。
GUPをそのまま使っていたり、「トレンド・定番」とかいう改造方式を狭める言葉で目が曇っているかもしれませんが「ローラー取付位置でマシンのコーナリングはいくらでも変わる」事情が存在します。
特に「カーボンプレートシリーズ」が発売されてからかなりのローラー取付位置のバリエーションが増えたとも言われていますね。
では語ります。
第2次ブーム時代では大体「S1・SFM・S‐TZ」の3タイプのシャーシで特性が異なっていると言われていました。
基本的に言えば
S1⇒ホイールベースがショートベースなので、低速コーナーなどの旋回などに長けている。あと軽い。
SFM⇒ホイールベースがロングベースなので、直進安定性が高い。重量が前側なのでコーナーで安定しやすく、前輪にパワーが寄っているのでアップダウンや上り坂に強い。
S‐TZ⇒ホイールベースがロングベースで直進安定性が高くワイドトレッドなのでコーナーでの踏ん張りがきく（旋回性能はS1に劣るけど、コーナー安定性が高い）。あとリアモーターマシンになるので最高速や押し出し力が強い（平地でのパワーが強い）。
で、大体無視されやすいのが「フロントバンパーのローラー取付位置」なんだよな。
よく言われるのが武井先生のハイパーダッシュ四駆郎の1巻での内容で「ローラーはミニ四駆にとってのステアリングと同じでミニ四駆にとっての重要な部品のひとつだ」と言われている。
逆に言えば「ローラー取付位置がフロントタイヤに近いか遠いかでステアリングを切るタイミングも変更できる」という解釈もできる。
これはFRPワイドプレートやカーボンプレート系の穴取付においてねじ取付を前後位置で変更できるためですね。
なお、前輪から遠くする（前に張り出す）と早めにコーナー壁にローラーが当たるため、安定したコーナリングが可能である。
早めにステアリングを切るのと同じなので高出力系のモーターを制御するのにも向いた改造ですね。
ただし、早めにステアリングを切るという事は「後輪やリアステーをぶつけやすい」ということになり、場合によっては「やたらコーナリングでコースアウトするか急減速しやすくなる」なため、個人的にはあまりお勧めしません（通常取付を推奨します）。
逆に前輪に対してフロントローラーが近いと、よくにいう「レイトブレーキング（遅ブレーキ）」と同じでギリギリまでステアリングを切らないのと同じでありかなり、奥でコーナーを曲がることになり、その反動で後ろの蹴り出しが強くなり、基本的に「S1と同じような走りになる」事が確認されています。
前後ローラー取付位置が短くなるとこの手の走りの特性になるため、コーナリング重視の改造が好みなミニ四レーサーには比較的好まれる改造特性になります。
今回のブラックエアロアバンテでは「13mm・19mmカーボンプレート」をフロントバンパーに内側取付したため、エアロアバンテの本来のエアロラインを尊重したショートスタイルのローラー取付になりました（個人的にはこちらの方が好みとなります）
また、フロントのアンダープレートを従来のFRP補助プレート基準のブレーキプレートに変更したため、ブレーキ性能も標準に戻しています。
よくにいう「階段改造」とか「ピアノ改造」と言われる改造方法ですね（下のプレートが前に張り出して、ローラー取付の上プレートが奥に引いた改造になります）。
リアステーのマスダンパーは東北ダンパーから通常の吊り下げマスダンパーに変更しています（サイドマスダンパーはあるので、リアを吊り下げ指揮にしてジャンプ着地時の衝撃を緩和する改造にしています）。
フロントローラーは13mmアルミベアリングローラーに整備を駆けて回るようにしています。
本当にスタイル的には「素のミニ四駆」にしか見えませんが、今回は全面的に装備を削ぎ落して軽量化してコーナリング重視にするために前後を短くしました。
なお、使うモーターとギヤ比は前回と同じで「アトミックチューン２+3.7:1チョイ速ギヤ」になります。
元々チューンモーター系に合わせた改造方法なので個人的には満足しています。
いっそのことB-MAX GPの条件に「使用できるモーターはノーマルモーターとチューンモーターまで」とかやってやればいいんですよ（笑）。これで「抵抗抜きがどれだけ非道か」が凄くわかりますね。
逆に言えば「ダッシュモーター解禁なんてしたから抵抗抜きが隠れ蓑を得て横行し、ミニ四駆文化を潰した」とまで言われているくらいですしね。
まだ、ライトダッシュモーターはマシだったとしても、HD3以上なんて基本的にいらないと思うんですよね。
要は「低速抵抗抜きの効果ってどのくらいなん？」と言われたら間違いなく「ATブレーキやピポッドバンパーやアンカー改造が過剰性能でクソ改造と認識するレベル」となりあます。
何かに似てますよね？そう、「B-MAX GPの内容と全く同じ」ですよね。
これでわかったでしょ？
モーター制限をかけたらそれこそ抵抗抜きしたい奴はその性能をかなり吟味して「低出力モーター用抵抗抜き」を施さざるおえなくなるため、装備傾向もより普通改造に近くなります（ようは過剰改造であるガチ改造の成分をかなり薄めてチューンモーターに対して強抵抗にならない程度に性能を抑える」という「性能のダウンサイジング」を施すでしょうしね。
そんなことをしなくても現在のGUPの性能ならそれができてしまうため、おそらくB-MAX GPがチューンモーターやライトダッシュなどの「低出力モーター抵抗抜き杯」という名前が本当の名前なんじゃね？と思えるくらいのペテン杯になっていると考えられます。
今日はこんな感じです。
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