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2021年05月08日17:50

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追補トーマンS-150 MK IIの改造に成功

ブロ友さんが見つけた改造法に沿って行いました。



成功して音質が確実にアップしました。



以下は改造ですので、あくまで自己責任でお願いします。もしご自身ができればご自身で。できなくてもこれを電子工作できる方に見せれば同じように改造できるように、ブロ友さんの改造記をマニュアル化してみます(笑)。



改造のポイントは2つでしたね。



終段トランジスターのアイドリング電流の増大



・製造ロット番号を確認して、2021年04月最新「2045」以上は省エネ?が目的でか、アイドリング電流が絞られる様子(半固定抵抗で調整できました)。
「2031」以前はアイドリング電流が初期から既に60mA程度ある・・・と想像されます。天板がお風呂のように温かければ調整は不要。


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半分は電源部で、電源部には電源ノイズカットフィルターがあるなど、実に真面目に作られていますね。


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2台とも1826番。少なくとも同じ番号ということは製造番号ではなく、1ロット100台?1000台?という製造ロット番号ですね。



ところで1年後のブロ友さんが2045とは相当の数製造されていると想像されます。

だからこの規模のアンプなのに、たったの18,000円で直販できるわけですね。



アキバから部品といってもシャーシと電源トランス周りでこのくらいかかってしまうでしょう(笑)。



いずれにしても省エネ?対策前のものなので、アイドリング電流を弄る必要はなさそうです。



ブロ友さんのこのthe t.amp S-150 MK IIの第一印象が悪く、自分と逆だったのはこのアイドリング電流差ともいえそうです。



なおこれからthe t.amp S-150 MK IIを手に入れたら、その作業が必要になりますので、放熱板に取り付けられたトランジスター4個のちょうど中間にある白色に赤いインクの半固定抵抗の頭のマイナスを右に目一杯回すそうです。
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その後ブロ友さんのアドバイスで結局これを右一杯に回しました(笑)。アイドリング電流値は測れるのですが省略しています。



しかも、どうせ自己責任。SOULNOTEの加藤さんやESOTERICの大間知元会長のとおり、天板は取り去って開放した方が音がいいのとおり、中身むき出しのまま(笑)。

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スピーカー端子への内部配線の4本化



うちのロットもやはり4個のスピーカー端子への配線は3本でマイナスは共通でした。

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これは指摘されないとそのままでしたね(笑)。



このスピーカー端子そのものは裏板の通常プラグの2個、スピコン端子付近の4個のネジを外せば離れます。





アンプ本体基板の縦ラグからもラジオペンチで挟んで引き抜くことが出来ますが、その前にch1、ch2、要は左右への配線を間違えないよう、基板にどちらの立てラグがch1かマジックでマークしておきます。
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リレーを挟んで反対側の立てラグには2と。



引き抜いたスピーカー端子と内部配線です。

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このままでは通常スピーカー端子から4線化するのにスピコン端子基板が邪魔です。

だいたいスピコン端子は使わないから切り離します。



当初、ハンダゴテで半田を溶かして取ろうとしましたが、上手くいかず面倒なので力技(笑)。



電工ハサミで切れるところまでハサミで基板を切断。後は折り曲げて切り離しました(笑)。

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よく考えたらそこまで大切にしなければならないようなスピーカー端子でもなく、別のブロ友さんはバナナプラグも使える他の端子に交換されています。

自分もフルテックの端子あたりを取り寄せとけばよかったです。



ブロ友さんからお送りいただいたモガミのスピーカーケーブルを使って端末処理された内部配線材です。

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うちにもまだ2台分のこれがありますし、改造を提唱されたナイトさんに頼めば加工してくれます。

端末の圧着には電工レベルのラチェット型の圧着工具は必須です。







ちょうど4色になっていますので、ch1,ch2の配線を間違えることはないですね。

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マイナス側も遊んでいた立てラグ端子がこうして生きました。



スピーカー端子を元のとおりネジ止めすれば完成。
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ついでに裏返して、ゴム足を外してしまいます。

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こうしておけば、KaNaDeインシュレーターをより理想的な隅に設置できますから。



なお、底板の平面性が悪いので、KaNaDe4個を4隅ですと1個が浮いてしまいました。



思い後ろの電源トランスある方を1個、前を2個として3点支持としました。



音質



驚きました。結局改造は3本のスピーカー端子の内部配線を4本にしただけです。



the t.amp S-150 MK IIの音質はもともと入って生きた音をストレートに出す、風のような噴射するような音です。



これが4本化によって、天井が取り払われたブローぶりに思わずニッコリ。



この音質を民生用パワーアンプで求めれば、下手すると200万円。真空管なら500万は。



これはますますパワーアンプ選びのハードルが上がって面白いことになってきました。
これより圧倒的にいいというパワーアンプでないと、ゼッタイに買い換えることはありませんから(笑)。
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