一日一食　土釜で炊いたご飯の味は？　

ここ数週間、夜、外食をせず一日一食になっています。
「働かざる者食うべからず」っというわけでは有りませんが、
仕事に行っていないとお腹が減らないのです。
体重はあまり変わりませんが、お腹の皮下脂肪が厚くなりました。
筋肉は減っているのでしょうね。

昨年11月に「13年ぶりに炊飯器を使った」事をブログに書きました。
https://ameblo.jp/tatematsu/entry-12637238818.html
その後も毎日ご飯を炊いています。
炊飯ジャーも元気です。
しかし内釜のテフロン加工が傷だらけ。
テフロン加工ではない炊飯ジャーを探しましたがとても少ない。
有っても容量がデカく一人用のものは見つかりませんでした。
そんな時、見つけたのが写真のフタがガラスの炊飯土釜。
HARIO (ハリオ)の一人用ご飯釜1~2合GNR-150-B萬古焼、日本製です。
評判良くベストセラーの人気商品のようです。
土鍋でご飯を炊くのは難しいとかめんどくさいとかいうイメージが有りますが、
実際に使ってみると簡単に美味しいご飯が炊けました。
この製品、とても良くできています。
まず寝る前に、濯いだお米を１合と水を一合用のラインまで入れ蓋をしておきます。
翌朝料理をしている途中にガスコンロに火を付けます。
中火８分ほどで大きな泡が蓋のところまでいっぱいになり蓋のところの笛が鳴りだします。
説明書ではそれから中火１分で火を止めると書いてありますが、
我家のコンロで1分ではその後むらし食べるとき、まだ水っぽい状態でした。
何度か使っている内に泡の減り具合で判断できることが判りました。
ご飯の近くのところに少しだけ泡が残っているくらいで火を止めると丁度良いようです。
説明書には書いてありませんがこのために蓋がガラスで出来ているのでしょう。
時間にすると笛が鳴ってから中火で4〜5分でしょうか。
欠点というか困るのが沸騰して笛が鳴りだしてからその笛の穴から
でんぷん質のネットリした湯滴が4〜5分間辺り一帯に飛び散るのです。
その穴の上に被せる物はないかと探しました。
火の上なので溶けたり燃えたりしない材質で密封しない物。
とってもちょうど良い物が見つかりました。
写真の一番上の小さな透明なガラスの器。
昔、帰省したさい愛知県と長野県の県境辺り三州街道、飯田街道沿いに在る、
関口醸造さんで買った蓬莱泉の名前入りのガラスのお猪口。
ちなみに、同じ道に三州街道、飯田街道と二つの名前が付いているのは、
飯田市など信州方面からだと三河に向かう道なので三州街道、
岡崎市など三河方面からだと飯田に向かう道なので飯田街道、ということなのでしょう。
話を炊飯に戻します。
むらしは15分ほどですが、そのタイミングで丁度おかずの鍋も出来上がります。
肝心のお味は予想以上でした。
この土釜で炊いたご飯は電気炊飯ジャーより数段香りが高く美味しく出来上がります。
おかずを食べないでご飯だけ食べたくなるくらいです。
そして陶器なのでご飯がへばり付いかないので扱いやすいです。
ベストセラーで大評判なのが納得できました。
PS.
私は海外を長期間、自転車演奏旅行をしている間、バックパッカーズホテルやキャンプ場の
キッチンでキャンプ用の小さな金属製鍋をコンロに載せご飯を炊いていました。
弱火にしておくと、危ないと思った人に消されたり強火にされ失敗することも有り、
そんな時は水をたくさん入れてお粥にしていました。
2002年の4か月間の北欧では田舎のスーパーマーケットでも
インディカ米より高額でしたがジャポニカ米も売っていました。
アメリカ産だったと思います。
味は日本のお米とあまり変わらなかった印象です。
お醤油もキッコーマンのシンガポール工場製のものが売っていて、
やはり味は日本製の醤油との違いは感じませんでした。
1998年からのオーストラリア一年間の前半は北部の田舎を走っていたので、お米はインディカ米を、
醤油など日本食品は手に入りませんでしたが南部の都会では
中華系食材店で日本の食材も売っていて半年ぶりに醤油味の食事を口にしました。
オーストラリアでもジャポニカ米を生産していて日本のお米とあまり変わらない味でした。
豪酒(Goushu)という名の日本酒も作っていてまあまあな味だった記憶です。
このように海外の自転車旅行でもご飯を炊くことが有ったのですが、
残念ながら今回紹介したHARIOの土釜は重くって自転車旅行の携帯には向かないでしょう。