桜がほぼ満開。その下で乳母車を押す若いお母さんの、長い白いスカートの裾が軽やかに風にたなびく。春である。斜陽の国にも生命力が蘇る季節が巡ってくる。そうして、ひとの心を少しだけ軽くする。
「青春」という言葉にも「春」の字が入ってる。若さの特権を謳歌する若者たちというよりも、もう人生の春を過ぎた人々が、自分の過去を懐かしがり、また後輩たちを羨んで、こう呼んだのではないかと思う。若者たちは必ずしも若さを特権とは思っていなかったのではないかと思う・・・
春らんまん/てれまこし
https://note.com/telemachus/n/n04712c0bd211
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