不満があると言っても 致命的なものではなくて 軽度なものである。
現在まで 楽しんで視聴している。 幕末なので重要な人物が次々と死亡するのが、なんとも残念だと思いつつ見ている。
さて不満とは 「代官」の描き方の件。 これではまるで「水戸黄門」か「桃太郎侍」みたいで、頭が痛い。領民を怒鳴りつけて、一方的に搾取する。でも、そうだろうか。
自分を代官に置き換えて考えてみよう。
管理している領地からの収入が一番大事のはず。年貢が減収となれば、無能との判定を受けることになる。
緊急の道路補修工事が発生して それが農繁期と重なって 差配領地の虎の子の「藍玉」や「養蚕」の収益に影響を及ぼすとなれば、一瞬でも躊躇うのが代官として普通の反応だろう。
それでも工事を優先せねばと 無理を押し通すにしても 反射的に居丈高に農民を怒鳴りつけてそれで済ますのは「娯楽時代劇の代官」に影響されすぎだ。
実際、「渋沢栄一」の自伝にでもそれが描かれているのなら、ごめんなさい。
そうそう、この間の「姉」のあの「気鬱つの病」は何だったのだろうね。 原因は結局分からなかったけれど。 でも、修験者のお祓いを詐欺だと追い払うエピソードはどうだろうか。 これも伝記にあるのなら申し訳ないけれど、脚本オリジナルならばやり過ぎです。
福沢諭吉の「神様エピソード」に対抗しているのかしら。
余談だけれど、「血洗島」ってすごい地名だよね、横溝正史に出てきそうだ。
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