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2021年03月05日09:37

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お寺の「殿様」、「姫様」。

江戸時代の、寺請制などの寺社政策が尾を引いています。

地方では寺の息子を「殿様」、娘を「姫様」と呼ぶことがあります。
たとえば、実家の知り合いに校長で定年を迎えた女性の中学の先生がいます。ですから、今、六十代でしょうが、お寺の一人娘だったその方は、幼いころ「姫さん」と地域の人に呼ばれていたようです。

テレビの時代劇も史実に基づいていませんが、
捕り物帳の類に、寺に逃げ込んだ犯人を挙げるために、「寺社奉行の☓☓様にお願いして踏み込もう」などと言っているシーンがあります。実際にどのように運用されていたかはさまざまですが、町方が踏み込みにくいことを利用して、賭場が開かれたほどです。確かに、お寺は寺社奉行の管轄です。江戸町奉行は支配できませんから、江戸にある寺は天領ではない、幕府とは別の組織の支配です。藩と同じです。
(テレビの時代劇がおかしい点はさまざまありますが、たとえば、女性の髪形。みんなが文金高島田。http://www17.plala.or.jp/nitakara-gura/onna_2.htmlに詳しく解説されていて、下の続きのページをクリックすると巻き方などがでてきますが、これでも全体のごく一部です。何百種類もの髪型があり、その創意工夫は、現在と大差がありません。茶髪とパーマこそありませんが。)

その上、世襲制ですから、確かに、「殿様」「姫様」

現代の寺社はどうなっているかというと、
天台宗なら天台宗の、末寺一つ一つが宗教法人格を持っています。
ですから、人事はその寺が決めます。だから、世襲です。
一応、本山で修業しなければならないというような規定はありますが、
たとえば、四年になったら剃髪して衣を着ると言われる駒澤大学仏教学部は、偏差値47.5。偏差値というのは、合否半々のラインですから、実際はもっと下が入っています。
しかも偏差値は、受験生の平均値に基づき算出されるものです。たとえば、英語の偏差値が50の人がアメリカ人と普通に話せたり、ニューヨークタイムズを読めたりするわけだはありません。日本人の受験生として真ん中だということ以外の保証はありません。

漢文でいうと、項羽本紀の七十パーセントが読めないと、落ちこぼれです。大学教育は受けるのが厳しいです。そのラインは、偏差値でいうと、大負けに負けて65でしょう。

つまり、事実上、学力がなくて、仏教どころではない層が仏教学部で僧侶の卵になり、実家を継ぐわけです。
それは、難しい公務員試験を受けなくても、殿様の息子だったら次代藩主になれる「バカ殿」そのものです。

お寺は、根本的なシステム改革が必要です。

三面大黒天法の信者が祈祷を頼むような、信心の結びつきによる信徒獲得か、
末寺を法的に一度解散させ、本山の法人に組み込み、本山が支配するという形式です。

不可能に近いことです。しかし、それができないと、墓じまいは進行する一方です。また、この痴漢のような不祥事もなくならないでしょう。

私も老母から、「子孫に何かと迷惑をかけるから、樹木葬にしたい」と連絡をもらいました。ある宗派の音曲を複数作曲していて、寺とは非常に親密な老母ですが。


女性に体液かける 僧侶を逮捕
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6433758
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