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2021年01月22日23:51

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コロナ禍と「行動様式の変化」が理由だが、185系の退役とE257系には引き継がないことが「本当のところ」か。

JR東日本185系、夜行列車の快速「ムーンライトながら」運転を終了
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=95&from=diary&id=6385977
JR東日本とJR東海が春季(令和3(2021)年3〜6月の122日間)の臨時列車に関する発表の中で、東海道本線東京―大垣間で運転される夜行列車の臨時快速「ムーンライトながら」の運転を終了することを発表した、ですか。古くは東京ー大垣間の定期夜行普通列車(通称「大垣夜行」)として多くの利用者があり、東京から京阪神方面などに廉価で移動できる列車として人気がありました。私は大学時代にゼミの研修合宿で京都と奈良を訪問・見学する目的で、東京駅集合で当時のゼミ生がそろって全線往復利用し、往路は大垣で接続していた京阪神の快速電車に乗り換えて京都に行き、近鉄で奈良に入りました。当時、東海道本線の東京ー静岡間を走っていた急行「東海」に使用していた153系・165系などの急行型電車の12両編成(グリーン車2両込)が使用され、通過駅はありましたが「快速」ではなく、かつ指定席もなく、確か大垣電車区の車両だったと記憶します。編成の先頭車両が「クハ164-6」という“珍車両”でそれに乗って行きましたが、付随車でしたがうるさく、また室内灯を減光したわけでもなく一睡もできす、夜行列車での移動はどうにも苦手と感じましたね。
その後、JRになって使用車両はJR東海の受け持ちとなり、急行型電車が373系特急形電車に置き換えられ、平成8年3月のダイヤ改正で急行「東海」は特急に格上げされましたが、それと時を同じくして全車指定席(一部区間除く)の快速「ムーンライトながら」にリニューアルされ、「青春18きっぷ」は使えるものの指定席料金が必要となったために「特別料金の要らない電車」ではなくなりました。しかし「青春18きっぷ」のシーズンを中心に「臨時大垣夜行」(のちに「ムーンライトながら91号・92号」)の増発列車も運行されるほどの盛況な時期もありましたが、バス事業の規制緩和による低料金の高速バスなどの台頭で利用者が減少し、平成21年3月に定期列車から臨時の季節列車となり、これを機に使用車両がJR東日本の183系・189系(全車普通車10両編成)に代わり、平成25年にJR東日本の185系電車(全車普通車10両編成)になったようです。
昨年度まで、お盆前後を中心とした夏期、年末年始を中心とした冬期、春休み期間を中心とした春期に運転されていたようですが、「深夜・早朝の長距離移動について利用動向の見通しが立たないこと」、そして折からのCOVID-19こと新型コロナウイルス感染の蔓延の影響に加え、旧国鉄からの引継ぎ車両で、汎用性があった旧国鉄のシステムを持つ185系電車が今年3月をもって退役することが大きいのではと思います。185系電車は主に東京から伊豆急下田・修善寺を結ぶ特急「踊り子」に使用されますが、今年3月をもって中央本線の特急「あずさ」・「かいじ」や房総方面への特急「わかしお」・「さざなみ」に使用していたE257系に置き換えられることになりますが、211系の一部を除きJR発足以降の車両に統一されたとは言え、近年まで旧国鉄からの車両を扱っていたJR東海としては、JR東日本独自のシステムによるE257系が不定期な季節列車だけのために名古屋地区に入ってくることとなるため、その受け入れに対する難色もあったのではと思います。
定期列車として複数のJRの社を直通する列車は多く、特に名古屋圏のJR東海では特急「しなの」「ひだ」「南紀」「しらさぎ」(「しらさぎ」はJR西日本の車両。他に「踊り子」の一部や「サンライズ瀬戸・サンライズ出雲」がJR東海エリアに入る)がそれに該当しますが、定期列車ではないだけに、その点で継続を難しくさせる要因になったことは想像に難くないでしょう。コロナ禍から解放されたらとの期待はあったと思いますが、残念な廃止だと感じます。
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