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2020年12月06日11:44

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たべものやさん393

『目白 鮨おざき』 豊島区目白

目白という街は、池袋と新宿という歓楽街に挟まれながら、どこか清楚なイメージがある。
近隣の名門大学や政治家のお屋敷の影響もあるだろうが、歴史的にも汚れ役を池袋や新大久保が引き受けてくれた結果ということもあるだろう。
そんな目白の空気にぴったりの、清々しいお鮨屋さんである。

美しく磨かれた白木のカウンターを前にすると、静かなワクワク感がこみ上げてくる。
板さんの背後の調理場はガラス越しになっており、どこまでも清潔感を与える工夫が見て取れる。
板さんの人柄も素敵で、気取ることも馴れ過ぎることもない。
ただ真面目に鮨を勉強して、真面目に握っております、という雰囲気がいい。

個々のネタは原価がかかっていそうなものが多くあせあせやり繰りでご苦労されているのでは…などと勝手な心配をしてしまいそうになるが、まあそれは余計なお世話か。
ただ気合を入れ過ぎて、4番バッターを並べた打線のように感じることもある。
もう少し脇役も配して、流れる打線を組んでみてはどうか。これも余計なお世話かもしれないが。

独りでも寛げるし、カップルでも静かに楽しめる。
使い勝手の良い、隠れ家的なお店である。

目白駅改札を出て目の前の道を左へ。すぐに道の反対側に見えてくる。

左:ツマミ類も手を抜かず充実している。こちらは北海道産の牡丹海老に岩手県産の紫雲丹を載せてある。

中央:やはり鮨といえば赤身。こちらは下田の本マグロ。

右:大分県産の車海老を握る直前に茹で、シャリとの間にその海老の海老味噌を挟んである。こだわりの仕事ぶりが如実に表れている一品。
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