観たドラマ　池波正太郎原作「上意討ち」　2020年日本（TBS）

BS-TBS開局20周年記念ドラマ「上意討ち」はなかなか面白いドラマでした。鯵岡藩士の十兵衛（永山絢斗）と源四郎（尾上松也）は、剣を通じて認め合う仲、源四郎の許嫁が藩主に見初められ自害、恨んだ源四郎は藩主を殴打して脱藩逃走。その源四郎を上意討ちで追いかける羽目になるのが十兵衛。９年もの間追いかけ、３度打ち合い、十兵衛は行き倒れ。近江国の庄屋に助けられ、療養、介護を親身にしてくれた娘お妙と結ばれて武士を捨て庄屋を継ぐことに。その後近江国で源四郎に遭った十兵衛は、もともと討つつもりがなかったことを告げ、休息させる。回復した源四郎は十兵衛の媒酌で亡くなった許嫁千里の遺髪と婚儀を挙げたあと、鰺岡藩に戻り藩主を殺すというストーリー。それぞれの配役の心の内もしっかり描いていて、見ごたえもありました。





池波正太郎原作「上意討ち」　2020年日本（TBS）
追う者と追われる者……二人の武士の数奇な、そして苛酷な運命を描く「人生とは、人の幸せとは何か？」　池波正太郎原作の本格時代劇を永山絢斗と尾上松也が熱演！
番組内容：自分の許嫁を自害に追い込んだ殿様に掟破りの打擲行為におよび、自ら藩を出奔した田中源四郎。殿様の理不尽な行為に怒りを覚えながらも源四郎の追手として“上意討ち”を命じられた森十兵衛。追う者と追われる者……苛酷な運命が二人を翻弄する。「何かだ！　何かをせぬままでは死んでも死に切れぬのだっ」　十兵衛を幾度も振り切り、新たな追手を返り討ちにしながら逃走を続ける源四郎。一方、焦りとともに源四郎に寄せる同情の念、その狭間で疲れ果てた十兵衛は、近江の国で行き倒れてしまうが、偶然通りかかった井ノ口村庄屋の橋本彦八に助けられた。彦八の娘・お妙の献身的な介抱を受け、徐々に体を回復させた十兵衛は、温かな人のぬくもりを感じ、新しい人生を歩み始めようとする。そんな矢先、十兵衛と源四郎はまたしても遭遇してしまう。「お主とは会わねばならぬ定めなのかな」　刀の切っ先を向けた源四郎に十兵衛は静かにつぶやく……
出演者：永山絢斗（森十兵衛・鰺岡藩士）尾上松也（田中源四郎・鰺岡藩士）桜庭ななみ（お妙・庄屋の娘）北原里英（千里・源四郎の許嫁）室龍太（関西ジャニーズJr.）（斎藤半平・鰺岡藩士）玉袋筋太郎（兼八）宇梶剛士（堀兵庫頭忠行・鰺岡藩主）高島礼子（みね・十兵衛の母）中村梅雀（橋本彦八・庄屋）　語り：梶芽衣子　原作：上意討ち（池波正太郎）　脚本：金子成人　監督：服部大二　制作：2020年／BS-TBS開局20周年記念ドラマ
ドラマ　2020/12/05（土） 19:00　1時間54分02秒　BS 161CH　BS-TBS　ファインロング(HD)　3,111 MB