芝居「ワンダーガーデン・シーズン２」を観る。

昨日はコロナ騒動の解禁後、始めて下北沢へ小劇場の芝居を観に行きました。
シアター７１１のわかぎゑふ作・演出「ワンダーガーデン　シーズン２」です。
花組芝居の同期四人（桂憲一・植本純米・大井康彦・八代進一）のユニット・四獣の公演です。
前にこのユニットでシーズン１を観ました。大変面白く拝見して…その後の物語です。
＊東京の山の手の上流階級の四姉妹の話でした。
四人が二役をこなして（中には三役も）それも男女です。
衣装は付けず「リーディング」と云う手法だそうです。
ゲスト：曾世海司　＊上手く絡んで演出かアドリブか・・・面白いです！

昭和２０年の冬（終戦後の初めての冬）から話が始まります。
そして昭和２７年の秋までですが・・・。
＊２１年に１２世・片岡仁左衛門が使用人に殺される事件も入ってました。
　それが、その時代背景にある世相を映してます。
登場人物が、今度は個性的ないとこが出て来て、色々笑わせて呉れます。
これ以上書くとネタバレになるので控えます。

そして、もう一人　落語家が出て来ます。自称・江戸っ子です。
＊この言葉遣いが、妙に壺でした。
そして、恋愛関係にある二組がこれが面白く、戯作者・わかぎゑふさんの面目躍如です。
I　LOVE　YOU　＝月が綺麗ですね。（夏目漱石の意訳です。）が出て来た時は。妙に嬉しかったです。

ソーシャルディスタンスの距離の観劇でも楽しく拝見しました。
１０月３１日・１１月１日　昼夜公演でいくらか席があるそうです。


今日の一句
｜、破戒読み藤村偲ぶ初恋の日
＊昨日は島崎藤村の祥月命日でした。〇〇忌では無く「初恋の日」と云うんだそうです。