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2020年09月23日02:10

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中国人民を一番苦しめたのは中国共産党などの軍閥。共産党も所詮は毛沢東の私兵集団であり、地主階級を虐殺し資産を奪い、民衆からは苛斂誅求に税金を搾り取った。

広東を出発してからまる二年、漸くにして北伐に成功した国民党は、これまでの軍事的破壊的時代から今後の建設的時代に向うべき重大な時期に当面しておる。これを国民党の言葉でいえば、軍政の時期より訓政の時期に入るべきときに差かかっておる、而も之が建設事業完成の成否は、今次国民党による革命運動の意義を確定すると共に、国民党それ自身の命数をも、やがて運命づけるものである

 破壊の後に於ける建設、即ち訓政の秩序に関しては、国民党は一定のプログラムを有っておる。即ち孫文の遺した建国大綱、三民主義に規定するところによって、一切の建設事業の基本を確立することである。ただ然し、孫文の遺したこれ等のいわゆる遣訓と称するもののうちには、単に理想論と看做すべきものも亦少しとせず、これを直に実行するには、大なる困難や不都合の伴うものなしとしない。茲に於て、この孫文の遺訓と、実際的事情との中間に立って、いま直に当面しておるところの建設的事業に対して、国民党が如何なる方策に出づるかは、最も注目に値すべきところである。

 最近支那各地から報道されるところによると、国民党は、この建設的事業の第一歩として、支那全国に於ける軍備を縮小すること、即ち裁兵を断行して、民国革命以来、支那統一の大なる障碍となったところの軍閥の割拠と、これから生ずる弊害を除去せんとすることが、主張され計画されておるもののようである。けだし裁兵は、軍政より訓政に移らんとする国民党のこの際忘るべからざる重大事であり、これが完成が若し成功するに於ては、国民党の建設事業の一半が、完成されたものであるというも、敢て過言ではないであろう。


過ぐる十七年の昔、清朝の永き専制政治が崩壊して、中華民国がこれに代った。支那四億の民はいうまでもなく、中外あげて、この美しき名の中華民国を迎えて、その前途に大なる期待をもったものである。

しかし この期待は見事に裏切られて、軍閥の割拠私闘と、これによる苛斂誅求とによって、中華民国は、ただ混乱の二字をもって終始したのである。

 これ等軍閥の割拠私闘と、その苛斂誅求とは、先ず第一に中華民国の政治組織を破壊した。それは軍事長官たるべき各省の督軍が、行政長官たる各省省長を兼ねたこと、又は行政長官をその権力下に圧迫し各省を軍閥の独裁下に置いたことによって、中華民国の統一を破壊した。

而して歳入の大部分が、私兵を養うために濫用されて税制が破壊され、政府の財政がたち行かなくなり、これよりして、官吏の涜職、額外租税の誅求等、あらゆる弊害を簇生せしめた。試みに過去各省に於ける財政状態の一班をみると、民国十二年中国銀行公会の調べたところによれば、全国各省のうち、四省三特別区は軍費のみを以てしても、その省の全歳入を超過しており、軍政費を合して、歳入を超過しないものは一省もない。

殊に広東省の財政状態にいたっては驚くべきものがあり、十年度の予算によると、歳入約一千三百九十万元、歳出政費三百五十万元、軍費三千三百万元、合計三千七百五十万元で、歳出超過、実に二千三百五十万元におよび、約二ヶ年分の歳入を超過しておるのである。これ等の収支は、何等かの方法をもって決済されねばならぬこと勿論で、この間種々なる名目をもって、苛斂誅求の行われておることが想像されるのである。


日本の宇宙開発における実力は脅威でしかない? 「日本の野心が見える」=中国報道
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=97&from=diary&id=6241271
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