■コロナで変わる「地方移住」 地域おこし協力隊に応募殺到、オフィス移転も
(AERA dot. - 09月17日 08:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=6235103
以前から（今年１月から）、
わたしはコロナが社会の大変革をもたらすと書いてきた。
これまでの「BC、ADという歴史の区分けから
BC、ACを目安に歴史を理解する社会になるに違いない」と。
案の定、それが現実のものとなろうとしている。
奇しくもそれは１９８０年代にA・トフラーが予言した
「第三の波」社会の実現を後押ししているように見える。
歴史を振り返れば、次の点が明らかになるだろう。
かつて何度もパンデミックが世界を襲うたびに、
旧社会、旧体制は瓦解、もしくは大規模な変容を余儀なくされた。
�｜翕譴鮴�服したローマ帝国は、天然痘の蔓延により衰退し、
東西ローマ帝国に分裂し、その後西ローマ帝国は
ペストを逃れて西方に移動したフン族によって滅ぼされ、
ヨーロッパは長きにわたるキリスト教による中世暗黒時代に突入した。
�▲茵璽蹈奪冀羸い蓮�経済・統治基盤を、細分化した領地に置いていたため、
１４世紀のペスト大流行には打つ手もなく、全くの無力であることが判ったため、
強大な中央集権を基盤とする絶対王政への変革が余儀なくされた。
��絶対王政は人民を無権利状態に置いたため、格差は激しい一方で、
ベニス、ジェノヴァ、マルセイユ、ロンドンなどの港湾都市が
貿易で蓄積した富を背景に、平民の権利を主張、こうして革命が起こった。
�ぅ侫薀鵐后▲ぅ�リスなど、ブルジョア階級が権力を握った国々では、
国民皆兵を国家防衛の基本に据えたため、平民の権利意識（選挙権）を
認めざるを得なかった。
こうして近代民主主義が全ヨーロッパを席巻することになった。
歴史をざっと俯瞰するだけで、このようにパンデミックをきっかけとして、
常に社会変革が促進されてきたのである。
今回のコロナパンデミックが、その例外であろうはずがないではないか。
これまで世界を席巻してきた統一規格の世界市場が、地域・国家によって
多品種・少量を旨とした特色のある市場に大変革していくという趨勢は、
もはやどんな力をもってしても食い止めることのできない
大きな潮流となって、世界を支配することになるだろう。
それはこれまでのグローバリズムの奴隷同然であった国家の形すら、
大きく変容させてしまうに違いない。
かくてグローバリズムは退場し、新たなナショナリズムの世界が到来するのだ。
残念なことに、脳軟化症を患い、目先の金儲けしか目に入らない経団連だけが、
この大変革の地鳴りに気づいていない。
またよしんば気付いたとしても、彼らにはどうしていいのかのビジョンすらない。
彼らは「愚者の集団」として後の時代にその恥ずべき名を残すことになるだろう。
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