マグナム去ってスティーブン来たる

高校生の時によく見ていたドラマと言えば「エアーウルフ」「特攻野郎Ａチーム」と「私立探偵マグナム」。
マグナムをやっていたトム・セレックは好きな役者のひとりで、のちに主演した「ミスターベースボール」とか、世紀の駄作「レイズザタイタニック」も見に行ったもんやわ。

で、そのトム・セレックの「私立探偵マグナム」が２０１８年にリメイクされ、今年の初めから「ＨＡＷＡＩＩ　ＦＩＶＥ−０」シーズン９の後番組としてＡＸＮで放送されている。
これがなかなかおもしろいんよね。
オリジナルではマグナムは借り物のフェラーリ３０８ＧＴＳに乗ってたのが、今度はやっぱり借り物のフェラーリＦ２８８で、居候してる邸宅の執事は退役イギリス軍人のおっさんから、元ＭＩ６の女性に変更されている。
このヒギンズっちゅう女性がなんとも魅力的でたまらん。
いまの分で特にええのはマグナムとホノルル警察のカツモト刑事の関係。
マグナムから勝手に友人扱いされるのを嫌がりつつも、いつも力を貸してくれるとこがおもしろい。

ＦＩＶＥ−０と同じスタッフが同じハワイを舞台に制作にあたってるってことで、世界観を共有しており、重複する登場人物が居たり、セリフの中にＦＩＶＥ−０の単語が出てきたりで、ＦＩＶＥ−０から視聴者を移行させようとの意図がよくわかる。
最初のうちは全体にぎくしゃくしていてストーリーに入っていきにくかったけど、１０回を過ぎたあたりから楽しみにするようになり、今では終わるのが惜しく思ってる。

とはいえ、来週で終わったあとが楽しみでもある。
いよいよ１９年に放送されたＦＩＶＥ−０の最終シリーズ、シーズン１０が始まるから。
そっか、１０年間、一話も逃さず見続けてきたんやね。
こちらも７０年代に放送されたもののリメイクで、前作が１２シーズン続いたのとほとんど変わらない１０シーズンで幕を下ろしてる。
当初からのレギュラーはすでに主役のスティーブンとダノしかおらず、ほかはみんなどっかへ行ってもた。
アダムとカマコナはシーズン１から、ルーとジェリーも４からやから長いけどね。

アニメと違い、実写は演者もいっしょに年を取っていくから長く続けるのは大変。
「太陽にほえろ」とか「特捜最前線」はメンバーを入れ替えることで延命を図ったけど、ＦＩＩＶＥ−０の場合はスティーブンとダノの大暴れが売りなだけに、あんまり年取ると痛々しくなるし、現実問題として本人が昔ほど動けなくなったりもする。
だからシーズン１０で終わるのもしかたない。
来週からは最終シリーズをじっくり楽しむとするか。

しかし、それが終わったあとはどうなるんやろ。
調べてみたら、マグナムのシーズン２がすでに放送されている。
なるほど、ＦＩＶＥ−０のあとはマグナムって路線は継続されるんや。
心配やったのは、マグナムの１シーズンでの打ち切りやっただけにひと安心。

それにしても、ハワイって毎週のように凶悪犯罪が続発してて恐ろしい土地なんやな。
まるで京都や。
こっちも毎月のように名家や富豪の関係者がボコボコ殺されてるし。