妄想小説　暁烏　５０

　暁烏　５０
「すごい女性ねぇ・・初夜に、好きでもない人とはセックスしないと断言するなんて・・で、赤崎さんはどうしたの？」
　咲さんが呆れた顔で俺を見る。
「息子さんが実の子であるかどうかわからないとはどういう意味ですか？」
　マスターも問う。
「女房の言葉は正論ですよね。少なくとも僕はそう思いました。誰だってセックスが目的で結婚するわけではありません」
　俺は反論できなかった。女房の方が正しい。男は好き嫌いに関係無く女を抱けるが、女性は違うのだろう。納得はしたが少し抵抗した。
「俺だってセックスしたくて結婚したわけでは無い。でも・・同じベッドに女性が寝ているんだよ。身体が触れたらビンビンする。男とはそういう動物だよ。子供がどうとか、セックスがどうとかじゃない。本能だ」
「厭らしい・・わたしはそういう話しをするのも嫌」
「でも夫婦だよ。結婚したんだよ」
「とにかく嫌」
　女性とはそういう考えなのかも知れない。男とは全く違った考えをすると、何かで読んだ記憶がある。結局俺は、議論を止めた。新婚早々喧嘩するのはいやだ。それで台所へ行き、本を読みながら酒を飲んだ。朝が来た時は、台所の椅子に潜り込んで寝ていた。親切な女房は翌日から客間に俺の布団を敷いた。
　俺はマスターに答えた。
「今考えると僕が幼稚だったのです。そっちがその気ならだれが抱いてやるかと、変なプライドで、僕は２度と女房に手を出さなかったし、セックスの話しもしませんでした」
「まさか愛人を作ってとか・・」
　いたずっらっぽく咲さんが微笑む。
「まさか。俺のプライドは愛人を作ったり不倫したりは女房とうまくいってる時だよ。女房とうまく行かないから別な女性は逃げだろう？意地でも女房に好かれ、向こうがその気になるまで手は出さない」
「普通じゃないですね。普通は強引に抑え込んででも、奥さんを征服すると思うのですが・・古来より男は征服欲を持っています。腕力もありますから簡単に押し倒せますよ」
「マスターなら嫌いだ、したくないという女性に手を出します？それは強姦だと思いません？男の欲求は放出ですから、強姦でも何でも精子を出せば満足かもしれませんが、僕は強姦してまで女性を抱こうとは思いません」
「それで・・奥様の気が変わって合意のもとに・・ってことですか？息子さんが産まれたのですから、結局はやったのですよね」
「そこらはちょっと微妙なのですが・・」
　結婚して３年後くらいに、俺は初めて女房と結ばれた。その夜のことは鮮明に覚えている。（続く）

クウネル日記
　８月も今日で終わりますね。毎日暑くて、秋が近いとは信じられないのですが（笑）最近の転機おかしいですね。新聞配達中は星空で、今日は満月も美しく、朝焼けを期待したのですが、陽が昇る頃になると、不思議に雲が空を覆います。で、仕方なくホント仕方なく、ひと眠り・・そしたらよると違って完全熟睡。眼がさめたら昼飯の時間（笑）
　それはともかく、PCのバージョンアップなどの表示に慌てます。途中で金額が表示されたりしますから・・面倒で途中放棄するのですが、それでも微妙に表示が変わったりします。起動したときの写真がいつの間にか換わっていたり・・今回はネットに繋いだ時の初期画面が変わりました。これまでどうりニュース画面なのですが、良く使うミクシー、ギャオなどにすぐ行ける便利な所とカットキーが付きました。これまでは沖に煎りから入っていたのですが、行きたいサイトに１発で行けます。
　これは便利と、諜報していたのですがユーチューブがない。サイトの追加ができそうだったので、追加しました。そしたらフエイスブックが消えました。お気に煎り登録をしていなかったので、検索をして見つけ出しましたが、ここも画面が変わっていて、投稿が解らない。少しさぼっていたら、やっと登校の仕方わかりました。が・・同じページがふたつも出来てる・・謎です（笑）