人は、相手の容姿からその人の趣味を推測し、「この人は俺と共通の趣味を持っている」と感じれば話しかけてくる。
そして「自分の予想通りだ」と分かることで、より深くつきあってみようと考える。
もし容姿から推測されにくい趣味を持っていても、他人はそれを見てくれない。
そしてさらに痛いのは、こちらから「俺、こんな趣味を持ってます」と話しかけると、相手はぎょっとして、どこかに消えてしまう。
人は容姿から受ける相手の印象とその人の趣味が一致した時だけ心を開く。
ギャップがあると違和感を感じ心を閉ざしてしまう。
「自分の容姿が他人にどんな印象を与えるのか?」他人の言葉から推測する。
そしてその印象に一番合いそうな趣味を選び話題に持ってくると、意外と話が通じる。
人がその人に近づくのは、外見からその人の趣味を憶測し、それが自分と合っているからであり、相手にしてもその話がしたい。
なかなか自分の容姿の印象って自分では受け入れられないもの。
なりたい自分と現実の自分は違い、なりたい自分にふさわしい趣味を持とうとする。
でも他人が回答として期待しているのは、理想の自分が持つ趣味ではなく、今、自分の顔に書いてある趣味。
そんなことを感じる。
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