今のドイツでは「バカンス旅行からの帰国者とコロナ感染リスク」が、政界・社会の最大の関心事である。
すでにミュンヘン、デュッセルドルフ、ケルンなどの空港では帰国者が任意・無料でPCR検査を受けられる。
しかしシュパーン保健大臣は、リスク地域からの帰国者全員にPCR検査を義務付けるべきかどうかを、いま検討している。
ドイツでは日本と異なり、帰国者・入国者への強制検査を「重大な市民権侵害」と見る傾向があり、大臣はこれまで慎重だった。
だがバイエルン州の農家で約170人のクラスターが見つかるなど、「第2波の前触れ」ともいうべき現象が現われ始めているので、ドイツ政府は一気に強制検査に踏み切る可能性もある。
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