Audi RSと言えば、MercedesでいうAMG、BMWでいうMシリーズに相当するモンスターエンジンを積んで、フレームとシャーシ剛性を上げたスペシャルモデルですね。
写真はAudi RS6avant。
当然、Audiですから、クアトロ、つまり四駆となっています。
Audiクアトロについて、四駆として何が違うのか?
生活四駆は日本車を筆頭にあまたあれど、これらはデフを介して、円盤を2枚組み合わせたものを通じてFFなら、さらに後輪への動力を伝えるもの。
Audiはギアを使って後輪に駆動力を伝えています。
これによって、デフでの滑りからの伝達ロスなく、全ての車輪が回ります。
さらにだいぶ前から、四駆の燃費悪化の問題は駆動輪である前輪と後輪の回転が1/4、つまり90度ズレた時にだけ四駆に。
通常は前輪駆動として燃費を悪化させない制御です。
うちのAMGの後輪、285タイヤといえども、雨で路面が濡れたら、強力な駆動力を路面に伝えきれず、空転してしまいます。
通常場面でも、コーナー入口で減速。出口付近で一気に加速すると、多少なりとも後輪が空転することがあります。
これがクアトロなら四輪で駆動力伝達ですので、まず空転ということはないです。
これが600psのパワーをあらゆる場面で使い切るAudi RSの最大の特徴であり、長所と感じています。
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