うちのワンコ

ラブラドールの6歳の男の子。
名前はハリー。
うちに来てから、ハリーの他にハリー君とかハリオ君って呼ばれている。

うちに来た時は3才になったばかりの頃。
以前のオーナーは突然オマーンでの仕事を解雇されて、
自国に帰らないといけなくなった。
そこで信頼してたうちのお手伝いさんにハリー君を譲った。



うちに来るまでは、家庭を転々としていたハリー君。
やっとうちで落ち着いた。💕

生まれはイギリス。
オマーン人の金持ちが、仔犬だったハリー君をイギリスから連れてきたらしい。
その飼い主は海外への渡航が多く、留守が多い。
だから、そのお手伝いさんの友達に譲ったらしい。
ハリー君の行き先のお宅はフラット。
日本ではアパートって言うやつ。
フィリピン人家庭で、犬はフラットで拒否されたらしい。
その次に行った所が一軒家で住む、これもフィリピン人家庭だった。

うちに来るまでは、獣医さんには行った事がない！
気温50度にも到達する国なのに、外で飼われてた！
シャンプーで体を洗ってもらった事がない！
耳掃除してもらった事ない！
ダニが身体中に多数付いてた！
こんな状態のハリー君を初めてみた時、可哀想で泣きそうだったわ。
本当に臭かったよ。 体だけじゃなく、耳も、、、

うちのお手伝いさんと娘のハナは、ハリー君を仔犬の頃から知ってる様子。
家の中に入れてもらえても、マット一枚分のスペースを与えられるだけ。
躾と言う名の虐待の数々。
聞くだけで心痛む。



うちに来た時の、ハリー君の恐怖に満ちた顔を見せてた時の状況。
ー誰かの大声。 大声で怒られてたのかな？
ービニール袋の音。 ビニール袋で叩かれてたのかな？
ーお箸。 お箸で叩かれてたのかな？
ーオマーン人の男性の衣装。
ーオマーン人の子供達。 近所の人達にイジメられてたのかな？

怖がり様は、半端ではなかった。
この恐怖が無くなるまで2年かかったよ。
犬って長期覚えてるんだね。
今は怖がる様子もなく穏やかな顔してる。💕💕

うちに来て間もなく、近所のオマーン人のクソガキにイジメられた事があった。
そんな時はもちろん、ゆみちゃん出動！！
親の前でむっちゃ怒ったった。
オマーン人って犬を見たら石を投げたり
棒で叩いたりするんだよね。
うちのハリー君には絶対にそんな事させませんよ〜！！



ハリー君がうちに来た時、歩き方もおかしかった。
尻尾の振り方も、、、

ある日散歩の時、鳥を追いかけて走った際に
前脚を痛がって歩けなくなった。
直ぐに獣医さんに聞いてみると、骨の異常。
速手術。
その時は一本の脚だけだったけど、
もしかすると4本全部かも知れないと言われた。
以前の飼い主達は、放ったらかしだったんだ、、、
可哀想に、、、
全部で費用15万円。
そうだよね。フィリピン人のお給料では払えないよね。
だって、私にとっても高額だもん。
でも、ママは払うさ〜。家族だもん
お手伝いさん曰く、以前なら病気になったら死を待つだけらしい。
それだったら、犬は飼っちゃダメだよ。
それもこんなに綺麗な可愛いワンコを、、、、

うちに来てからは、毎日が5スターホテル
ー2、3日に一度はお風呂に入る。ビーチに泳ぎに行くからね。
ー毎年、定期的に予防注射に行って、ダニの薬をもらう。
ー時々耳が化膿してるから、6ヶ月に一度はお薬をもらいに行く。
ー餌は分量と種類を考えて与える。
そして一番のハリー君のお楽しみが、、、
お父さんがアメリカから注文している、犬のトリート！💕💕
お父さん、甘やかしすぎー

耳に関しては、先週詳しく検査してもらった。
日記に書いたなぁ。
バクテリアだって〜。
検査高かったけど、理由が分かると完治できるかも？？

今では、オマーン人の服装見ても怖がらない。
家族一緒に映画観て、涼しいお部屋でぐっすり眠って、
家族みんなにハグされて頭撫でてもらって、幸せそう💕

今も横で、毛がツヤツヤでコロンの良い香り〜
私を見つめてる〜💕
こんなハリー君を見る度に、過去の生い立ちを思い出しては
しんみり気分になるんだよね
うちに連れて来て良かったって思う！
お父さんは最初嫌がったけど、ゆみちゃんの喜ぶことにはノーは言わない