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2020年07月23日08:26

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18990323　NO4059 守備隊が暴徒と開戦の件報告

18990323　NO4059 守備隊が暴徒と開戦の件報告
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008_0070_0250　駐韓日本公使館記録 8巻七. 本邦人被害に関する件一•二 (25) 守備隊が暴徒と開戦の件報告
文書題目 (25) 守備隊が暴徒と開戦の件報告
文書番号公第二○号
発信日明治二十九年三月二十三日 ( 1899年 03月 23日 )
発信者在元山二等領事二口美久
受信者弁理公使小村寿太郞

(25) 守備隊が暴徒と開戦の件報告

公第二○号
当・元山港の我が守備隊が暴動鎮圧のため南進した状況は既に前便で御報置致しましたが、その後の牒報によると、

去る十九日安辺（アンビョン　＊元山の南）から迂回していた我が兵は、同日午前三時、新泉洞（シンチョンドン）を経て新坪場（シンビョンジャン　＊元山と平壌の間）の側面に出て、午前八時西王洞（ソワンダン）村端に達した時、敵軍吶喊の声を聞き小隊を三分しその二分を両面の山上に登らせ、一は中央に位置し、八時四十分開戦、二時間余を費やし我が兵が三面より突貫を行い、十時三十分この場所を占領した。
なお沿岸前進隊は仙坪場（ソンピョンジャン　＊安辺の東海岸）北方の坂道を下った。下山して開戦したが、暴徒はいずれも淮陽（フェヤン　＊日本海海岸の通川から南西へ山を越えた場所）方面に向かって逃げ去り、また歙谷（흡곡フㇷ゚コク　＊江原道通川）方位に退却したものが少なくない。その日の暴徒の数は約千名で暴徒の死者は三十余名、捕虜五名で我が兵は死傷なし。
以上報告します。敬具
明治二十九年三月二十三日
在元山二等領事二口美久印
弁理公使小村寿太郞殿

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