神前結婚記念日

1900年の今日、東京の神宮奉斎会本院(現在の東京大神宮)で、拝殿での初めて神前結婚式が行われました。
それまで結婚式は、新郎の家で執り行うのが基本でした。
今日のカットは、緊張の中、カップルが三々九度の盃を受けるシーンです。
思えば私も昔、ホテル内に設えた神前で結婚式を挙げた部類。
奈良ですから、由緒正しき神社も多くあるのですが、式場と披露宴会場の間の移動が結構大変。特に現在のようなミニバン形式のタクシーは普及しておらず、新婦の角隠しの鬘が問題でした。
そこで、ご利益の方はちょっと置いておいて、雨が降ろうが、風が吹こうが参列者に迷惑をかけないという面では最善の方法の採用となりました。
団塊の世代なもので、大安吉日の式では、次のカップルと親類縁者が並んで待機しているという、流れ作業に近い状態、通路で別のカップルとすれ違うものごく当たり前でした。