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2020年07月13日22:32

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ジャンボ鶴田怪物伝説(667)

85年掉尾を飾る「世界最強タッグ決定リーグ戦」は11月23日、後楽園ホール(テレビ生中継、観衆3,400人超満員発表)で開幕。

ジャパンプロレス勢の参戦により、1月2日、後楽園ホールで開幕した「激突!オールスター・ウォーズ」から全て従来ファンに親しまれてきたシリーズ名を変えてきた全日本プロレスですが、年末のドル箱シリーズである世界最強タッグ決定リーグ戦だけは変更しませんでした。

ただし、サブタイトルとして「NEVER ENDING WARS」というタイトルがつけられています。元ネタは当時日本で公開された映画「ネバー・エンディング・ストーリー」から取ったものでしょう。

82年大会から猛威を奮ってきたスタン・ハンセン&ブルーザー・ブロディ組の「超獣コンビ」はブロディの新日本プロレス移籍によりコンビ解消。この年は8チーム参加の比較的少数精鋭によるメンバーが集結しました。

前年度優勝チーム、3年連続3回目の出場となるインターナショナル・タッグ王者チームのジャンボ鶴田&天龍源一郎組。(鶴田個人は77年の世界オープン・タッグ選手権から9年連続出場、天龍個人は77年世界オープン・タッグ選手権、81年から5年連続出場)前年は最終戦でハンセン&ブロディ組の超獣コンビに苦戦しながらも暴走に救われ反則勝ちを拾い初優勝。全日本プロレスの最強タッグの座を手中に収めました。

団体所属のエースチームとして、またゴールデンタイム時代の看板チームとして連覇は必須であります。

ベテランコンビ、2年ぶり2度目の出場となるジャイアント馬場&ドリー・ファンク・ジュニア組。(馬場、ドリー共に個人では77年の世界オープン・タッグ選手権から9年連続出場)8月の「決戦!ダイナマイト・ウォーズ」、10月の「ワールド・チャンピオン・カーニバル」でテリー・ファンクが来日しドリーとのザ・ファンクスが復活、ファンクスでの参戦も期待されましたがテリーがWWFでのスケジュールを優先させ、馬場&ドリー組が2年ぶりのエントリーとなりました。

ドリーは10月の「ワールド・チャンピオン・カーニバル」以来3シリーズ連続参戦。

馬場47歳、ドリー44歳と全盛期は過ぎましたが、タイトル戦線から外れ、完全無冠となった馬場は失うものはなく、気楽な立場で暴れることが出来、老獪さでは8チーム中ピカ一。若いチームの暴走を誘って反則勝ちやリングアウト勝ちで巧みに漁夫の利を狙ってきそうです。

初出場、ジャパンプロレス代表チーム、長州力&谷津嘉章組。新日本プロレスから移籍して初めての公式リーグ戦参加。外様に簡単に優勝させるほど全日本のリングは甘くないですが、維新軍時代から築き上げて来た連携プレーの多さでは参加チームの中でも一ニを争う完成度。勢いに乗って一気に優勝まで行くことが出来るか?優勝の鍵を握るのは谷津の動きだと言えます。

初出場、PWF世界タッグ王者チーム、スタン・ハンセン&テッド・デビアス組。(ハンセン個人は82年から4年連続出場、デビアス個人は初出場)ブロディの離脱で4月の「激烈!スーパー・パワー・ウォーズ」からタッグを組み始め、8月の「決戦!ダイナマイト・ウォーズ」から第2代PWF世界タッグ王者チームに認定されました。ハンセン、デビアス共に2シリーズかつ3か月ぶりの来日。

デビアスはブロディほどの破壊力はないものの試合運びの巧さには定評があり、デビアスがゲームメイキングをしてハンセンのウエスタン・ラリアットを呼び込む「勝利の方程式」はチーム結成して以来盤石でありチームとしてのキャリアは浅いものの安定度は抜群のものがあり、やはり優勝候補の一角。デビアスがハンセンをリーダーとして立てており、超獣コンビのような暴走はしないと思われます。

やはり優勝への大きなポイントはデビアスの動き方次第です。その他の参加チームのプロフィールは次回お送り致します。
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