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2020年07月12日21:45

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湯めぐりファイル18 香川県仲多度郡琴平町こんぴら温泉郷にて再起動一日目。

きっかけは「こんぴら温泉郷ふるさと旅行券」。
1万円以上の高級旅館が実質半額になるそれは6月19日10時の発売間もなく、完売するほどの人気ぶり。
私は油断をしていて11時にファミマに行ったのですが、時すでに遅し・・・
それでも金比羅熱はもはや収まらず、楽天にて令和元年9月に表参道にOPENしたばかりの「ことひら温泉 御宿 敷島館」に予約を決行しました。
プランを見てみると地元民割引きで夕食、朝食付きで普段は3万円代する所、1万8千円ほどで泊まれるようです。
ふるさと旅行券はGETできなかったけど結果的に半額近くで良かった〜。


さて、7月12日の予約日は勤務先に休み希望して、予備日を入れた三連休の初日です。
ナビで誘導された駐車場には、チェックイン14時(通常は15時)10分前に到着。
どうやら宿の裏手に来ているようで、マンション風のビルに「御宿 敷島館」の文字が確認できます。蔵のような白壁の建物が国の有形文化財に指定された老舗旅館の名残でしょうか?
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周りには琴参閣など有名旅館が見られます。
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裏門?から入って行くと風情を感じながらも防犯カメラもあって、きっちりセキュリティがされている様子。
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門を出ると、見覚えのある老舗商店が見えて表参道につながっていたことを認識します。
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おぉ〜!リニューアルされているのでしょうが、見事な唐破風の玄関が新旧アンビバレンツな魅力を放ってます。
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足湯があるようですが、後にしてチェックインしたいと思います。
まずは下足所で靴を保管して裸足で入館。
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エレベーター近くには色とりどりの浴衣があって選べるのがいいです。
奥には大浴場や貸切風呂もあります。夜のお楽しみですね!
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さあ、部屋のある6階へ!
エレベーター内は畳が敷いてあります。エレベーター脇には数種類の枕があって合うものを選べるようです。私は備長炭入りのやつをチョイス。
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部屋に続く廊下も畳なので裸足で全く違和感ないですね!
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いざ!620号室にIN!!
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おぉ〜!和テイスト部屋でダブルベッド!!そんなに広くはないけどモダンです。
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ベッド脇やトイレの手洗いも木製で落ち着くデザイン。
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温泉宿なので部屋ではシャワーのみ。入浴前に食べる銘菓は灸まんと揚げぴっぴ(うどんの幼児語)の模様。
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入浴に向かうときは、セットが入っているこのバッグを持って行くみたい!
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時間的には14時43分。雨は上がっていますが、蒸し暑い。
さあ、ここで長らく新型コロナの影響で閉門されていましたが、6月1日に開門された金刀比羅宮参拝と参ります。(現在9時から16時までと時間制限あり。)
今回は2年ぶりくらいの本宮までか・・・
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調子がよければ12年ぶりの奥社までを目指します。
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近年は、500段の資生堂パーラーまでショートカットしていくことが多くて、石段筋からガチで上がっていくのは本当に久しぶりです。
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表参道には「灸まん本舗石段や」や「中野うどん学校」などが変わらず並んでます。
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杖の無料貸し出しがありますが、今回も使いません。
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昇段開始!
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参道並ぶお店を見るのも相変わらず楽しいです。
喫茶ラテのサンプル。ええですな〜!
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進んで77段目あたり。まだまだぁ〜。
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一之坂鳥居がある100段を越えた辺りでは備前焼の狛犬が見られます。
ここからは「一之坂」と呼ばれる最初の難関です。大門(365段・一年の日数と同じ)まで続く石段で勾配が急にきつくなる為、息が上がります。
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大門。
高松藩初代藩主・松平頼重侯により奉納されたこの門をくぐれば、金刀比羅宮の境内となります。
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所で金刀比羅宮の“金”の字って人と長と平が合わさった特殊な字だって知ってました?
意味は「人が長く平和でいられますように」ですって!素敵ですよね!!
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門をくぐって最初に見られるのは「五人百姓」という、境内で唯一営業を許されている由緒あるお店。本日は5人中4人が営業されてました。
販売しているのは、「加美代飴(かみよあめ)」という砂糖と水飴で作られたべっこう飴。素朴な甘さが歩きの疲れを癒してくれます。まあ買うとしても帰りでしょうね〜。
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大門からしばらくはさっきまでの急な石段がウソのように、なだらかな石畳の道が続きます。この道の両側には桜が植えられていて春には見事な桜のトンネルが目を楽しませてくれます。
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神馬は改修工事にて観音寺乗馬クラブに預けられているとのこと。残念!
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「こんぴら狗(いぬ)ゴン」の像。
江戸時代、こんぴら参りに行けない人が行く人に飼い犬を託して自分の代わりにお参りをしてもらったという話にちなんだ像だそうです。
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石段を登り始めてすぐの「表書院」では重要文化財の円山応挙の障壁画や襖絵が見学できます。
前回、旅の美術館手帖シリーズで観たので、ここを含め美術館、博物館は全部パスです。
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500段目あたりに資生堂パーラーが見えますが、今回はパスして上へ!
628段目に姿を現す、初めて参拝した人の多くが本宮と勘違いするこの建物は「旭社」。
金毘羅大権現時代に金堂だった建物です。
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新型コロナの影響で手水舎も使えないとは・・・
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旭社の右手を進むと、ついに最後の難関です。
全行程でも最も急角度の石段が133段も続くという苦行のような坂ですが、一歩登る毎に少しずつ御本宮の社殿が見えるようになるので追い込みにもってこいです。
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785段。
ついに姿を現した本宮。
大物主神(おおものぬしのかみ)と崇徳天皇を祀る御本宮には、海上守護・農業・殖産・医薬など、様々なご利益があると伝えられています。
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お参りした後のここから見る讃岐富士は、いつ見ても最高です。
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まだ余力あり、ここから第二ステージ。
いよいよ12年ぶりの奥社を目指します。
ここまでで15時16分。奥社閉門の16時までには余裕があり、行けそうです。
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おぉ!神馬を奉納する方もいるのですね!!
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809段。真井橋。
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832段・常磐神社を経て、923段・白峰神社へ!
御祭神は崇徳天皇。相殿には、天皇の御母である待賢門院と大山祇の二柱が祀られています。
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奥社では天狗のお守りがあるそうです。紫陽花がまだ残ってますね!
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974段・菅原神社。
御祭神は、讃岐守を務めたこともある菅原道真命です。世に天満宮・天神様として広く崇められます。文筆の神・学神です。
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あと500mと書いてますが、かなりの石段をこれから登ることになります。
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1261段・手水舎。
石段は大きく右折し、約100段進むと、いよいよ奥社です。
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1368段・奥社(厳魂神社)。
さすがに汗だくとなってきてベタベタ気持ち悪い感触。
海抜426m。金刀比羅本教の教祖である厳魂彦命が祭られています。
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参拝後は、天狗御守(800円税込)を頂き・・・
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本宮からとはまた違った爽快感ある景色を見て12年ぶりの奥社を体感しました。
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時間は15時43分。
一気に本宮・社務所まで戻ります。道中のベンチが渋いのでパシャリ!
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16時を少し過ぎましたが、本宮・社務所にて神棚に来ていただくお神札(500円税込)をいただけました。
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さらに「開運こんぴら狗みくじ(100円税込)」を引きます。犬の像の背中におみくじが入っています。
末吉でした。袋の中には、おみくじと一緒に「こんぴら狗」の形をした金のお守りがあります。財布などに入れておけばご利益があるかも?
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16時20分。
17時までの資生堂パーラーに滑り込みセーフ!
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前回同様に「神椿パフェ(1000円税込)」を堪能し、汗だくの身体を冷やしました。
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16時38分。大門から鼓楼を視界に入れての眺め。
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100段辺りを通過。
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16時46分。表参道まで降りてきました。
一般のお土産屋さんで「マスク販売中」の幟があるのは時世ですね〜。
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宿の前にある足湯は残念ながらメンテナンス中でした。
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宿に戻ってからは、夕食を20時に設定しているため、サービスのウェルカムドリンクとおしのぎの「スイートポテト」を頂き・・・
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4つ(竹、檜、岩、陶)ある貸切風呂をそれぞれ入湯しました。
ランプが消えていれば空いています。使用時は鍵を必ず閉めること!
貸し切り風呂の各コンセプトが洒落ていて、家族やカップルで入るのにも重宝すると思います。
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さらにサービスの湯上りのアイスキャンディを食べて夕食まで部屋で待機。
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20時ちょっとすぎに部屋電があり、2階のお食事処・花橘へ!
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きちんと担当の給仕が付いてくれるみたいで料理の説明を運んでくるたびにしてくれます。献立もしっかり書いてくれています。
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ドリンクは別料金のようですが、旅館で使える1000円券をもらってますので、ここで使いたいと思います。
まずは、さぬき地ビール・空海(1045円税込)と前菜。
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小田巻蒸しにお造り。
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追加の日本の蜜柑ドリンク(770円税込)追加に焼き分けのサーロインローストや鮑肝ソース焼きなど。
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眼張煮付けに追加の四国の生姜・冷やし飴(660円税込)。
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鰻釜飯。
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骨付き鶏などのおまけ5品にデザートも冷しぜんざいをはじめとした3品。
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そんな豪華なコース料理のボリューム夕食でお腹パンパン。
残念ながら22時半からの夜食サービスの夜鳴き蕎麦は食べに行けませんでした。
ただ、旅館とホテルの中間的で合理的なサービスは評価するものの、従業員の方々がやや不慣れでマニュアルを気にするあまり、人対人のもてなしに欠けていたように思います。

優しい灯りの廊下は雰囲気あり、モダンなダブルベッド和室にてチョイスした備長炭枕で朝までぐっすり就寝できました。
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二日目に続く→https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1976293226&owner_id=10363401
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