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2020年07月10日11:23

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エッセイ集586:「新型コロナの今後について」

<新型コロナの今後について>
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新型コロナの感染者数の増減に一喜一憂されがちな昨今です。

特に最近は、緊急事態宣言、その解除、解除後の経済活動再開とその足並みの乱れ、積極的PCR検査、感染者の漸増、抗体検査、治療薬、ワクチン開発と、多様な要素が混沌としており、今までよりむしろ先が見えないような不安もあります。

そこで私自身、改めて新型コロナの今後の行方を考えてみました。

<新型コロナの今後の行方>
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日本と米国の最終的な感染者数と死亡者数の予測モデルを作ってみました。(添付のExcelファイルの写真)

[予測モデルの説明]
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極めて単純なモデルを作成してみました。
変数は下記の2つだけです。
・1つは「個人の危険率(危険度)」で、10, 5, 3, 2, 1, 0の6段階としました。(無警戒者から厳重警戒者まで)
・もう1つはそれぞれの危険率に対応する個人の「人口比」で全体を100としていま
す。

感染者数の計算は下記です。
・前提条件:
(1)感染者数は実際の感染者数で感染者発見数ではありません(PCR検査の多寡には関係ありません)。
(2)最初の写真の「基準となる最悪のケース」(危険率10の人が100%の構成比の場合)では、全員(全国民)が感染するとしました(100万人中100万人)。

・接触した人間のそれぞれの「危険率」の積を「感染の危険率」としました。
・「接触機会」は、対応する「人口比」の積としました。(接触者2名の「順列」になってしまい「組合せ」の2倍になりますが、すべてが2倍なので問題ないと思いま
す。)
・それぞれの感染者数はそれぞれの「感染の危険率」とそれぞれの「接触機会」の積とし、これらの総和を100万人あたりの感染者数としました。
・この100万人あたりの感染者数を、日本、米国の人口に換算したものが、両国の感染者数です。
・死亡率は、PCR検査数比では大体5%程度ですが、全感染者数比は0.8%としました。

[予測モデルの結果]
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日本(中央の写真):
 総感染者数:69万人 (現在:2万人)
 死者:5500人    (現在:1000人)

米国(右側の写真):
 総感染者数:3900万人 (現在:300万人)
 死者:31万人     (現在:13万人)

[補足説明]
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(1)日本と米国では従来からオーダーが2桁違います。
ここではそれに基づき、実際はそれらしい結果になるように逆に変数を調整したも
のです。

(2)日本の場合は感染者がこれから毎日平均1000人ペースとすると約600日で終息し、 米国の場合は感染者がこれから毎日平均5万人ペースとすると約600日で終息することになります。

(3)感染者が非常に多いようですが、日本の場合現時点でPCR検査での感染発見者数は毎日200人程度ですが、全感染者は毎日平均1000人位でも不思議でありません。その代わり死亡率は5%でなく0.8%になるわけです。

(4)それにしても米国と日本の差異の辻褄を合わせようとすると、危険率別の人口分布が極端に違う結果によります。
基本的には「マスクの着用」、「3密回避」、「清潔度」、「ライフスタイル」などがあるように思いますが、これらの表がそれ以外のファクター(先天的・後天的免疫、地勢的差異、協調性、他)を考えるきっかけになればと思います。

<まとめ>
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実はこれらのモデルを作ってみたのは、日本も一応このレベルまでに至ることを納得・覚悟しておけば、当面は「感染者数の騒ぎ」から逃れられて落ち着いた生活を送れると思ったからです。

勿論願わくば、自分が作ったこのモデルにある日本の総死者の5500人に自分は入らないだろうという希望的観測が前提ですが・・・。
(おわり)
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