EF-2000 タイフーン4　シートを作る

　シートは「筐体とクッションは作るが、ストラップ類は欲しければ自分で作れ」という割り切ったスタイル。

　個人的には実感バリバリのシートベルト類がモールドされていても良いが、金型コストの関係で同じパーツが二つ入るのが見えている中で「前後全く同じベルトの重なり」になるのもアレだし、パイロットを乗せる時に邪魔という面もあるので、この割り切りは否定しない。

　ただ、こいつが使っているマーチンベイカーのシートはヘッドレストからストラップが取り回されたりするので、筐体だけだと見た目の印象がまるで異なり、「何このシート？似てねー」という悪い印象を与えやすい所がある。

　調べてみると筐体部分はそれなりにきちんと作られているので、印象を近づけるためにベルト類を追加。

　シートベルトには市販のエッチングパーツなんかもあるけど、金属で布のベルトの雰囲気を出せる自身がないので、エポキシパテで適当に自作。

　直径0.5mm位のコヨリみたいな物を作って、しばらく放置し、練り合わせても一体化しない位の硬化が進んだ所で、つぶして帯状にし、所望の所に押しつけていく。

　ベルトの末端は二つ折りにして、さらにつぶして幅と厚みを適当に増やしたら、先っぽに縦の線を入れて金具っぽく見せる。ベルトの調節部はヘラで圧して適当に二本線を入れればそれっぽく見える。