古いものはそのままにしておくと朽ち果てます。
でも彫刻家の砂澤ビッキの屋外の木の彫刻のように
それを良しとする作品があるのもステキです。
(札幌芸術の森美術館にある「四つの風」)
地元には庭のある高級そうな蕎麦屋があります。
何が高級かと言うと築100年の豪邸を利用していて
窓にはステンドグラスがはめ込まれ、家具も
古い立派な家具を置いてある市の文化財です。
旭川には小樽や函館のような煉瓦造りの倉庫とか、
旧軍が作った煉瓦造りの屋内馬場など古い建物が
結構残っていて未だに取り壊されず残っています。
中途半端な建築物だと取り壊されていますが、
このような建物は取り壊すのにはしのび難いのか、
内部をそれなりに直しながら利用されています。
これまで、300年前の参考資料をできるだけ忠実に
再現することを心掛けてきた古伊万里の皿ですが、
それらの古いデザインをそのまま使うことに
次第に飽きが来て、何とかしようと思いました。
色々迷った挙句、中心の絵以外を変えてみました。
ネットの模様を参考にして描いてみたのですが
ほんの少し線の長さを長くしただけで次第に
模様の辻褄が合わなくなり歪み出してしまいます。
上絵ではゴムベラで拭き取り作業をするのですが
ミニチュアなのでフィニッシュマスターという
塗料の拭き取り用具を細かな作業に使っています。
この道具により微妙な調整をすることができます。
模様自体は新しいのですが、古いものと合わせても
それほど違和感は感じません。
昔の職人がこれを見たら何と言うでしょうね。
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