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2020年05月30日21:53

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映画 トランスポーター ファイナル(11)

あらすじ
 運び屋のところに元刑事から架電が入った。「大丈夫か?何が起きているんだ?説明してくれ」運び屋は「車が自動操縦になっているようだ。依頼人からの情報では車を盗んだ犯人は上空から射殺されたようだ。車の助手席で体調不良を訴えているが俺は未だに助けることができない状態だ。」「そうか!ところでお前は今、どこだ?」運び屋は「現在はショッピングモールの立体駐車場にいる。」「そこはまだ安全か?俺はてっきりお前が誘拐犯だと思った。」運び屋はその質問の意味を理解することができなかった。ショッピングモール内で暴走車と逃走車が続々と増えており、事態は深刻化しているようだった。そうとは知らない運び屋は「ここは安全だ。とても静かだ。」と答えた。「それは嵐の前の静けさと同じだ。ショッピングモールでは人々が野生の猛獣のようになっているらしい。気をつけろ!」元刑事はテレビの実況中継を観ながら電話をかけてきたらしい。そうこうしているうちに買い物を終えたかのような人々が立体駐車場に現れた。どうやら人々がこの騒動に紛れて盗みを働いているらしいのだ。逃げることのできない運び屋はこのショッピングモール内で何が起きているのかが判らなかった。「とにかく安全な場所はどこにもないと思え!」元刑事がテレビのボリュームを大きくした。「ウィリアムズファミリーの娘が誘拐されたようです。彼らが営んでいるショッピングモールでは暴動が起きているようです。ショッピングモールでは警察と犯人の間で銃撃戦も起こっていたようです!現在は横転した車が次々と増えていっているように見えます!人々が次々と逃げながらショッピングモール内で窃盗を繰り返しているようです!繰り返します。ウィリアムズファミリーの娘が誘拐されたようです!」運び屋は悲鳴によって聞き取れない部分もあったが、元刑事から「気をつけろ!屋上まで行けるか?」と指示された。しかし運び屋は「依頼主から動くな!と言われている。」と答えた。元刑事は「依頼主に電話をかけてみろ」と指示し、切電した。運び屋は依頼主の父親に電話をかけたが、彼は電話に出なかった。「一体、どうなっているんだ?!」運び屋は一般市民がバッファローに見えてきたのだった。立体駐車場の中でも車の暴走が始まった。走り続ける市民、逃げ続けるかのように走る市民、そして市民を追いかける警備員、急いで車に乗り込み走り去る市民、警備員に襲いかかる市民、そこはまるで刑務所から一斉に脱走する囚人と何も変わりがないように見えたのだった。逃げ続けている市民の一人が「お前、脚を負傷しているのか?このショッピングモールは高級品ばかりを扱っている。俺たちの敵だ。これは俺からの見舞い品だ。受け取れ。じゃあな!」彼は運び屋に高級ワインを手渡し走り去って行った。すると運び屋のもとに電話が入った。「俺だ。今、どこだ?」依頼人の父親からだった。「まだ立体駐車場の中です。」「そうか。屋上に軍事用のヘリコプターを廻しておいた。それに乗り込め!今から大勢の警察官がショッピングモールに押し寄せる。お前は戦わなくてもいいから逃げろ!健闘を祈る!」運び屋は脚を引きずりながら屋上へ行こうとしてもこの状況では屋上には向かうことができない。運び屋は近くにあった車に無理矢理乗り込み、エンジンをかけた。「これで屋上まで行ける」しかしそれは窃盗である。屋上に着くとヘリポートの周りにも人が大勢集まっていた。とてもではないが、これでは乗り込めそうにない。運び屋はヘリポートの上でドリフトをし続けることにした。運び屋がドリフト中に電話が鳴ったが、今はまだ電話に出ることができない状態だ。運び屋はヘリポート内でなんとか人を”どかす”事に成功した運び屋だった。軍事用のヘリコプターが無事にヘリポートに着陸した。「大丈夫か?すぐ乗れ!すぐに離陸するぞ!」運び屋は脚を引きずりながらヘリに乗り込もうとしたが、彼の右足は思い通りに上がらなかった。「ダメだ!俺の体を引き上げてくれ!」ヘリは離陸することに成功した。「これから港まで向かう!」アナウンスが入った。運び屋は「ロールスロイスは今どこへ向かっているんだ?」と訊ねたが無視されてしまった。「スマートフォンを使っても差し支えはないか?」運び屋は別の質問をしてみた。すると別のスマートフォンを手渡された。「今は緊急事態だ。軍事用のスマートフォンを使ってくれ」それはキャタピラーのCATスマートフォンだった。連絡先が未登録だった。そこで自分の持っているスマートフォンで連絡先を調べてから新規のスマートフォンに電話番号を打ち込んだ。電話はすぐに繋がった。「新しいスマートフォンを受け取ったんだな?お前は元軍人だったな?」依頼人の父親は意外な質問をしてきた。「あの屋敷はもともとはお前たち家族が住んでいた屋敷だったんだ。あの土地もお前たち家族のものだったんだ。しかし抵当権で俺の所有地になったんだ。悪く思わないでくれ。これから港に向かってくれ。彼女の姉たちが共謀している。」「じゃあ港に行っても罠だろ?!俺が向かう必要はないだろ?!」すると依頼人の父親が笑った。「これはウィリアムズファミリーからのゲームだ。それもリアルゲームだ。武器を用意してある。何でも使ってくれ。」「つまりサバイバルゲームか?悪趣味だな。」依頼人の父親が壊れたように笑った。「そういうことだろうな。私の趣味ではない。娘たちの趣味だ。末っ子は私の自宅に向かわせている。娘のことは心配するな。俺たちは特等席でお前のリーダーシップ能力を試すことにする。」


続く
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